瑠璃子ちゃん☆ 21
痛みはいつの間にか消えていました。
それに代わってやってきたのは、言葉には出来ないような、気持ちよさ…
「あっ、あっああっ」
「気持ちいい?こっちもすごいよ、君の締め付け…」
す、すごい…
このままだと、私、おかしくなっちゃうかも…
彼の動きが、どんどん激しくなってきます。
「あっ!ぅぁああああっ!!!」
何か、きちゃいますっ!!!
「あ、ああ、ああっ、あああ〜〜〜っ!!!!!」
自分でも驚くくらいの声が出ます。
…もう、ダメかも…
「僕も、もう…」
彼のほうも、なのでしょうか。
しかし、私にはそんなこと気にする余裕などありませんでした。
「あああ〜っ!!!!!」
私の記憶は、そこで一瞬途切れました…
―しばらくして、気がつくと、彼の姿はありませんでした。
そのまま、スタッフさんに言われる形で着替えて、家に帰りました。
今日撮影したものはどうなるのか。
そして、彼とは再び会うことが出来るのか…
いろいろ思うところがあるまま、撮影は終わりました…
―あの日から、男の人を見る目がなんだか変わった気がしました。
彼のことを思って、身体が疼くようなこともありました。
オナニー、って言うんですか…?
自分でしちゃうこともあって…
ママに気になって聞いたら、『瑠璃子もお年頃の女の子なのね』って言って、笑顔で、後は何も話してくれなかったり…
そんな中、私にとって、初めての海外でのグラビア撮影が舞い込んで来ました。