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或るアイドルの末路
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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或るアイドルの末路 2


「ハァ〜…どうやって伝えれば良いんだよ…」
俺は控え室の前で困り果てていた。
「よ!佐久ぅ〜。どうした?柄にも無く深刻そうな顔しちゃってさ〜?」
突然後ろからポンと肩を叩かれて振り返ると、そこには何と一人の下着姿の女性が立っていた。
「うわぁ〜!!ち…千々子姐さん!何て格好で廊下ウロついてんすか!?」
彼女も我が事務所所属のアイドル…宗田 千々子(むねだ・ちちこ)である。
その芸名が示す通り、Pカップサイズの見事な爆乳の持ち主だ。
Pカップ…ここまで来るともう胸の膨らみというより、肉の塊が胸からぶら下がっていると言った方が良い。
ただし、ぶら下がっていると言っても垂れてはいない。
形も良く誇らしげに二つ仲良く千々子姐さんの胸元に揺れているのだ。
ちなみに我が事務所所属のアイドルは皆、顔も体も整形無しの天然物である。
アイドルとは言ったものの、彼女は数年前に“AV堕ち”しており、今や完全にそっちの仕事しか無くなっていた。
彼女もまた一流アイドルとして充分に通用する美貌と天が与えた奇跡の爆乳の持ち主であり、AVの仕事だけをさせておくには非常にもったいない人材である。
しかし彼女の凄い所は、AVの仕事を心から楽しんでいるようで毎日を実に有意義に楽しそうに生きているという点である。
しかも面倒見の良い姉御肌な気質から、事務所の後輩達や俺達新人マネージャーから“姐さん”と呼ばれ慕われていた。

「姐さん、どうしたら良いんだろう。実は…」
俺は姐さんに事の次第を打ち明けた。
「そっかぁ、桃もついに“AV堕ち”か…。そりゃあ佐久もショックだよな。桃はお前が初めてマネージャーとして担当した子だもんなぁ…」
最初、姐さんはしんみりと俺の話を聞いてくれていた。
しかし、やがて俺の肩をグッと掴んで言った。
「でもな、桃はもっとショックだと思うぞ!!そんな時こそマネージャーのお前がしっかりしないでどうすんだ!?お前が桃を励ましてやらないで誰が励ましてやるんだよ!?」
「姐さん…分かった!俺、桃が落ち込んだら元気付けてやるよ!」
「その粋だ!それにAVの世界にだって人生はある。むしろ私はこっちの方が楽しくてしょうがないよ」
そう言いながら千々子姐さんは人懐っこい笑顔を浮かべた。

千々子姐さんに勇気付けられた俺は勢い良く控え室のドアを開けて中に入った。
「桃子!話がある…って、うわあぁ〜!?」
「キャアァ〜〜!!?」
ドアを開けて最初に飛び込んで来たのは桃子のムチムチのエロボディだった。
この控え室は更衣室も兼ねており、彼女は無防備に施錠もせずに着替えてをしていたのだ。
ダサい白地のパンティ一枚しか身に付けていない彼女は両手を胸の前で組んで乳首を隠した。
「も〜う佐久さんのエッチ〜!ノックくらいしてくださいよ〜」
「ご…ごめん…!」
両手でグニャッとつぶれた彼女の大ぶりな乳房を見た俺は思わず勃起してしまった。
股間を押さえて慌てて控え室を出ようとした俺に、部屋に入って来た千々子姐さんが言った。
「ちょうど良いじゃん。そのまま話しなよ。これから何百人っていう男達に裸を晒す事になるんだからさ。良い練習だよ」
「え?何言ってるの?千々姐ぇ?」
「も…桃子…実はな…」
ついに俺は桃子に事の次第を告げた。

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