アイドルユニット「エロエロガールズ」 36
『ガールズ』の宿泊部屋へ着くと
優と礼香はすやすや眠っていた。
真人(優ちゃんと礼香ちゃんの寝顔可愛いな〜)
真人は優と礼香の寝顔を見てそう思った。
美貴「のり子ちゃんが使う予定だった布団を使ってください」
美貴は真人を隣の布団へと招く。
真人「ありがとう。これで寝れるよ」
美貴「それなら良かったです」
美貴もニコリと笑う。
美貴「のり子ちゃんは、晴樹さんにメロメロのようです」
真人「一番おとなしく見えて、我が強いんだね」
美貴「物静かだけど、内に秘めた情熱はすごいですよ」
真人「そんな感じがした」
美貴が真人に身体を寄せる。
美貴「真人さんは、私のこと、どう思ってますか?」
真人「そりゃ…可愛くて、魅力的な存在、だと思うよ」
美貴「そうですか…嬉しいです」
真人「まあ、4人皆そう思ってるんだけどね」
美貴「ですよね」
美貴にとっては物足りない答えである。
しかし、真人も晴樹も、4人全員のことが好きなのだ。
何より4人そろってこその『エロエロガールズ』なのだから。
美貴はそう思い直した。
美貴「(真人さんは、さっきまで桃子さんと…してたんでしょうね…だとすると、あまり無理させて疲れさせたくないなぁ…)」
ライバルであるのり子に先を越されたことは悔しいが、自分達の撮影もまだ控えているし、何より大好きな二人に無理はさせたくない。
美貴「明日もあるし、今日はもう寝ましょう」
真人「そうだね」
こうして、二人も寝ることにした。
一方、晴樹とのり子は…
布団に入ったが、お互い寝ることができかった。