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アイドルユニット「エロエロガールズ」
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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アイドルユニット「エロエロガールズ」 4


その頃。
主役のいなくなったライブ会場は無残なものだった。
ステージから客席から、あちこちに暴走したファンの男達が撒き散らした精液が…

突然のライブ中止には、男達の反応もさまざまだった。
憤る者、悔しがる者…
「金返せ!」
主催者に詰め寄る者もいた。


そんな中、暴走した一部分とは違う反応をする者もいた。

「…彼女達、泣いてなかったか?」
「確かに」
「悪いことしちゃったんだな」
「俺らは違うけどな…」
「もしかしたら、彼女達、グラビアアイドルも辞めちゃうかも」
「それは嫌だな…」
「まだ控え室にいるかな?」
「俺らが謝って何とかなるレベルじゃないだろうけど、辞めてほしくはないからなぁ」
「行くか?」
「ああ」

混乱の中、希望の光ともいえる良心的なファンの男二人が、彼女達のいる控え室に足を運んだ―
そして、彼女達がいる控え室の前まで来た。すると、彼女達のマネージャーが来て
「なんだ?お前達は?ここは立ち入り禁止だ!帰ってくれ!」
「今日の事を彼女達に謝りたいんです!彼女達に会わせてください!」
「ダメだ!そんな事言って、彼女達に変な事する気だろ!?彼女達はな、今日の事で人間不信になってしまったんだよ!お前らのせいで!だから、帰ってくれ!」

―そのとき、控え室内では。
礼香「マネージャーさん…?」
優「外に誰かいるの?」
優がおそるおそるドアを少しだけ開くと、廊下でマネージャーとファンと思しき二人の男性が話していた。

「お願いです!」
「お願いしたいのはこっちのほうなんだ、帰ってくれないか?」
何かを言い争っているように見えた。
それを見て、優は考えた。
確かに今日、集まったファンの暴走により、デビューライブは最悪の形で終わってしまった。
自分達は今、できる限り誰とも会いたくないと思っている。
でも、それではダメだ。
それに、今マネージャーと話しているあの二人組の男性は悪い人じゃない、と思った。
少なくとも、彼らはライブ中に暴走した一部のファンではない。
それなら―

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