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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 55

「はい、本当ですから安心して下さい!」
瑞穂は良一に信じてもらう為に力を込めて説得する。
「お姉ちゃん…」
「大丈夫よ良くん。いい先生だけど、ちょっと変わった所があるだけよ。お姉ちゃんが保障してあげるから安心していいんだよ。
今日はもう3階には行かないけど、理数系の先生の部屋があるから覚えておいてね?」
麗那は良一が泣き止んで安心したようだ。
みきはやっと生きた心地がしたのか、その場にへたり込んでしまうのであった。



良一達はその後B棟を出て、隣にあるC棟に来ていた。
本館からはB棟もC棟も直接行く事が出来、B棟とC棟は隣り合わせになっている。
みきは良一のご機嫌を取ろうと、良一に話しかけようとするが、良一とみきの間にはマルスがいて、まだ怒っているマルスが無言で制止していた。
「お姉ちゃん…僕、喉が渇いちゃったよ…」
良一が小さい頃、良一は麗那を困らせたくない一心で、あまり我儘を言う子供ではなかった為、この学園に来て、こんな些細なお願いでも麗那は嬉しくなる。
「ちょっと待ってね、え〜と…本館にしか売店は無いし…私の部屋に戻るか……」
麗那は良一にお願いされたのが嬉しいのだが、今ジュースを持っているわけではないので悩んでしまう。
「良様。この棟の上にある私の部屋にはジュースがありますので、そこに取りに行って来ます」
「学園長!私が良一君にジュースを買ってきます」
みきとしては名誉挽回の為に必死である。
瑞穂も良様に気に入られたい為に、みきと睨み合って二人の目からは火花が出ていた。
両者一歩も譲らず、良一が「お姉ちゃん、本館に行けば飲めるんだよね?」と麗那に聞いた時、みきと瑞穂の睨み合いは終わり、二人は一気にそれぞれの方向へ向かっていった。
 
二人はそれぞれの場所で飲み物を調達すると、良一の場所に我先にと戻る。
「良一君、飲み物を買ってきたわよ」
「良様、飲み物をお持ちしました」
みきは本館とC棟に繋がる通路から、瑞穂は階段の上の方から良一に叫ぶ。
そして二人ともほぼ同じタイミングで良一の元へ戻ってくるのだが、ここで「お約束の神様」が二人に降臨する。
 
「「きゃあぁっっ!!」」
何と二人とも同時にこけてしまったのだ。
みきはC棟の入り口にある段差で、瑞穂は階段の最後の一段を踏み外して…
みきと瑞穂の持っていたジュースは放物線を描き、良一目がけて襲っていく。
良一は二つのジュースを確認した瞬間、麗那の胸に顔を押し付け、「お願い、来ないで」と必死にお願いする。
しかし、今の良一にとって助けだったのがマルスの存在である。

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