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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 56

マルスはそれぞれを片方の手でキャッチして良一を守ったのだ。
「お前達、良ちゃん様がお怪我をしたらどうするんだ!?」
マルスは見事にこけて、痛みで蹲っている二人を責める。
二人も良一に怪我がなくてよかったと思ってはいるが、今は痛みでそれどころではない。
「良くん、マルスが守ってくれたから大丈夫よ」
麗那が良一に声をかけると、良一は顔をあげる。
確かにマルスの両手にはジュースが握られているので、良一にもマルスが助けてくれたのは分かった。
「お前達は良ちゃん様の敵か!?もし敵だというのなら、この場で成敗してくれる!!」
マルスの怒りは絶頂に達しており、今にも二人に襲い掛からんとしている。
「マルスさん、僕を守ってくれて有難う」
そこに良一からの声がかけられると、マルスの顔は怒りの顔から一気に微笑みの顔に変わる。
「いえ、良ちゃん様が無事で良かったです。あ、これがジュースです。どうぞお飲み下さい」
マルスの怒りはどこへいったのやら…今は顔の筋肉が緩みっぱなしである。
「有難うマルスさん」
良一はまずみきが買ってきてくれたジュースを開けて一気に飲み干す。そしてそれが空になると今度は瑞穂が持ってきてくれたジュースをまたもや一気に飲み干した。
「良くんったら、よっぽど喉が渇いてたんだね。我慢しないでお姉ちゃんに言えば良かったのに…」
麗那は良一の飲みっぷりに苦笑しているが、マルスは終始微笑みっぱなしである。
そしてみきと瑞穂の二人は未だに悶絶していた。

「みき先生と瑞穂先生有難うございます」
今まで悶絶していた二人の教師だが、良一から声が掛けられると、痛みはどこへいったのやら顔をバッとあげる。
「いえ、とんでもないです…」「ああ…良様にお声をかけていただいたわ…」
二人とも良一にお礼を言われて、一気に顔を紅潮させて恥ずかしそうにしている。
そして二人はそのままあちらの世界に旅立って、この後麗那が声を掛けても全く耳に入らないのであった。

「おい、二人とも次に行くぞ」
良一が飲み終えたので、次の場所へ行こうとマルスが二人に声を掛ける。
しかし二人とも明後日の方向に視線がイっており、マルスの呼びかけに全く反応を示さなかった。
「良くん…二人に声をかけてあげて…」
麗那が良一に溜息をつきながらお願いをする。
「みき先生、瑞穂先生、次の場所に行きましょう」
すると二人の教師は良一の声に反応して、立ち上がると「はい…」と素直に答えるのだった。
麗那もマルスも苦笑して、良一と共に一階の廊下へと行くのであった。

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