若妻 花 31
「さ、桜井さん、待ってください……それは……」
狼狽して慌てふためく浅尾を他所に、桜井は森原と黒田とともに、美女行員達に接近する。
「えっ……?」「どういうことですか?」「支店長!この人達は何を云ってるんですか?!」
3人3様に困惑と憤慨を見せ、浅尾と怪しい輩達に、美女行員達は不信の目を向けた。
「そちらのお嬢さん達は実家だろ?それで、貴女は既婚者でしたね?」
桜井が自分達の個人情報を把握してることに、驚きと恐怖を覚え、美女行員達は背筋を凍らせた。
「支店長!この人達は一体、キャーーッ!!」
気丈に抗議し続ける栄子に業を煮やした桜井が、栄子の頬を張り飛ばした。弾かれたように引っくり返った栄子の背中に、桜井が蹴りを入れる。
決して全力ではないが、か弱い女性にダメージと恐怖を充分与えるほどの力で、小突くように数発蹴っていった。
「あまり舐めた口聞くと、無事に帰れねえぜ、小出課長代理」
桜井は這いつくばった栄子の胸ぐらを掴んで恫喝する。強気で鳴る栄子のキツい顔立ちの美貌は見る見る蒼冷め、恐怖の色を浮かべた。
「ほら、旦那に急な出張だって電話するんだよ!」
栄子のポケットを探って携帯を取り出し、桜井が催促する。
栄子は唇を噛み、携帯を受け取って操作する。
「あ、貴方、うん……あのね………」
間近で睨みを効かす桜井に怯えながら、栄子は夫に云われた通りの旨を説明して伝えた。
居酒屋チェーン店を営む実業家で同い年の夫とは、結婚5年目で子供はなかったが、仲睦まじく暮らしてきた。
男達の目的が尋常ではないことに、栄子は気付き始めていた。だが狡猾で目敏い男達は、美月と真希にも栄子と同様に電話を掛けさせると、直ぐ様携帯を取り上げ、3人を部屋の中央に集めて座らせた。
「さ、桜井さん、あまり手荒な真似は……」
保身しか頭にない小心な支店長は、すがるような目で懇願する。
不良債権の回収や、土地売買を巡る様々な件で、浅尾は桜井の力を借り、業績を上げる代わりに弱味を握られ、相当な見返りを求められてきたのだった。
「アンタ達は、しっかり撮影してイイ画を撮るんだぜ。解ってるな」
桜井が江川副支店長と木曽融資課長に、威圧的に命じる。2人とも浅尾支店長の腰巾着で、桜井達とも面識があり、様々な表沙汰に出来ない事にも加担してきた。
2人の中年サラリーマンは、桜井達に威圧され緊張しながらも、普段から邪な想いを抱いていた美しい部下達に、沸き上がる劣情を隠せないでいた。
「こんなこと……」「た、助けて……ください……」「ヤダ……」
怯えて身を寄せ合う美女行員達に、体裁を取り繕うように、江川と木曽が声を掛ける。
「す、すまない君達……」「仕方ないんだ……」
謝罪の言葉を口にしながら、捕らわれた部下達の凌辱劇が始まることに興奮し、中年管理職2人は股間を膨らませていた。
「フヘヘ、さあ来な課長代理さんよ♪」
桜井が栄子の手を取り、大きめのソファーに押し倒す。
「うっ!ちょっと、止めなさい!」
気丈に睨み付ける栄子を見下ろし、冷笑しながら桜井は服を脱ぎ捨てていく。
「フフ、いいぜ、その強気な顔を長く維持してくれよ♪」
したり顔でほくそ笑み、桜井は栄子のブラウスの胸前を引き裂いた。
「キャーーッ!!」
甲高い悲鳴を上げる栄子のベージュのブラから、溢れ返るように隆起する豊乳が露になった。
「スゲぇオッパイ持ってんじゃねえか、えぇ?」
カップの隙間から両手を差し入れ、指の間からハミ出る乳肉を堪能するように、桜井は淫猥に揉みしだいていく。
「んんっ……ちょっ……ヤダ……ッ!」
嫌悪と恥辱に身悶える栄子を嘲笑うように、桜井はブラを押し上げ、やや大きめの乳輪に舌を這わし、陥没気味の乳首を丹念に吸い付き舌先で転がした。
「ハゥァッ、んんっ……ヤァッ!」
必死に身を捩り逃れようともがく栄子の両腕を、桜井は背中側で巧みに拘束する。手首を捻るようにして片手でコントロールし、桜井は栄子のたわわな乳房をシャブりあげていく。
「こんなデカイ乳とエロい身体じゃ、旦那も持て余してるだろ♪」
桜井は弄ぶように、栄子の爆乳を上下左右に卑猥に波打たせた。
「せっかくだ、挟んでもらうか?」
桜井は馬乗りになり、反り返る逸物を豊乳の深い谷間に埋め、腰を前後させながら扱き始めた。
「んんっ……イヤ……ヤダ……ッ!」
苦し気に呻いて拒絶する栄子に、桜井は自らの手で豊満な乳房を寄せて、淫猥な摩擦を堪能していく。
「堪らんな、この感触は♪旦那にも、これでサービスしてるのかい?」
桜井は卑猥に訊ねながら、独りよがりなパイズリを続行する。