初体験はお姉ちゃんそして…… 34
バッシャーン
「ぶわっ」
冷水を浴び、覚醒した。僕はいつの間にか風呂場まで運ばれた様だ。
「お兄ちゃん気が付いたね。さっきの続き今度は沙耶がやるよ。茜お姉ちゃんは見ててね。」
「今度は何を・・・・・・」
「お兄ちゃん冷水浴びて寒いでしょ。」
今は一学期テスト前、いくら夏とはいえ冷水をかぶると寒い。
「寒い・・・・・・」
「じゃあ沙耶が温めてあげる。」
ぼたぼたっ
「ぐわああっ」
蝋燭責めが始まった。
両足は粘着テープで縛られ、両手は二つの蛇口にくくりつけられていた。そのため逃げることはおろか蝋を避けることも出来ない。
「熱っ、熱い。助けて。」
僕は叫ぶことしか出来ない。その時お姉ちゃんが泣きながら言った。
「沙耶、茜もう止めて。いくらなんでも酷すぎるわ。私が何してたか言うから。」
「お姉ちゃんアナル栓は・・・・・・」
「今すぐ外してあげる。」
「お姉ちゃん・・・・・・ごめんなさい。」
「あんなの見てられないわ。」
「そもそもは僕が戸を開けたから・・・・・・」
「もう良いわよ。私もう怒ってないから。」
お姉ちゃんとトイレに駆け込み、鍵を外してもらった。すると爆発したように茶色の濁流が流れ出た。
「ごめんね。大丈夫?」
「お腹より外傷のほうが酷い。」
「不幸中の幸いは服で隠せる所だって事かしら。」
「うん・・・・・・お姉ちゃん・・・・・・その・・・・・・」
「私がやったことを言うくらい平気。」
「埋め合わせはするから。」
「ふふっ。今は目の前のテストに集中ね。」
「うん。」
お姉ちゃんは自分が部屋でオナニーをしていたと沙耶、茜にハッキリと言った。お姉ちゃんの気持ちはどんなだっただろう。僕は申し訳なくて、しばらくはまともに話しかけることが出来なかった。それでもテスト前2日間は付きっ切りで勉強を教えてくれた。
そしてテストを迎えた。先ずは鬼門の英語である。しかしこれが面白い様にできた。続く数学も自分で驚くほどひらめいてすらすらと解けた。お姉ちゃんのおかげだ。
そしてテスト終了。
テスト最終日の木曜日、疲れ果てて僕は家に帰った。しかし茜と沙耶は明日の金曜までテストだ。その為僕は茜に、お姉ちゃんは沙耶に、それぞれ専属家庭教師(?)をした。
「お兄ちゃんテスト終わったよー。」
「結果が楽しみだな。」
「そ〜だね〜。85点平均超えるかな?」
「あらあら、85点平均?沙耶にしてはかなり高望みじゃないの?」
「あれ?舞お姉ちゃんもう帰ってきてたんだ。」
「高校生は期末が終われば早く帰ってこれるのよ。」
「だから僕も家にいられるんだよ。ところで茜は?」