彼女の性器とこすり合わせるプレイとは何となく分かる。杏奈は自分の割れ目にローションを塗ると、僕の竿に跨って腰を前後し始める。
騎乗位とも呼べる体勢で、杏奈の性格なら足コキでもおかしくなかったけど、互いに感じるプレイは姉の中でも彼女とだけだったりする。

「う…」
「いっくん、この前より気持ちいい」
「杏奈…」

力を抜いたりしたら一瞬で絶頂に導かれる。
杏奈のソコと僕のモノが擦れ、さらに互いに濡れた部分のおかげでヌチャヌチャ、ビチャビチャという水音が大きくなる。

「杏奈…すごい、気持ち良過ぎて出ちゃいそうだよ」
「ダメ、もうちょっとだけ待って、でもこれ以上…ダメ、入っちゃうかも、私も…！！」

「杏奈！僕もう…くっ！」
「いっくん！あたしイッちゃう！」

このまま射精したら顔の方に飛ぶと気にする余裕もなく絶頂に達する。杏奈も僕のモノとクリトリスが摩擦されて果てた。
彼女が抱きついてきてしばらく二人で荒い息をすると、杏奈が僕の手を引いて立たせてくれたので、互いにローションや粘液を流し合う。
結構僕のモノを触りながら泡立てて洗うけど、手コキも結構されてるのでもう緊張しなくなって、純粋に姉に丁寧にされてるという感情しかない。

「良かったわね、顔まで跳ねないで」
「ああ、立ちバックっぽい体位ならそんな心配ないし、股間と太ももの両方でぎゅってされたらいいかも」
「ねえ、いっそゴム付けてやっちゃう？」
「え？」
「冗談よ、今度はバックね」

杏奈は僕のモノと顔を見比べると、満足気に笑って先にバスルームから出た。

葵さんや杏里さんには扱いてもらったり咥えてもらったりして性欲処理、杏奈とはかなりギリギリの行為で同様のことを行っている。
最後の杏奈の言葉は…まあ本気にはしないでおく。

風呂から出てほどなくして葵さんと杏里さんも帰ってきた。
杏奈とのことはもちろん秘密で対応する。


……深夜。
皆すっかり寝静まった頃。
トイレに行って戻ってくるとき、ふと不思議な音を聞いた気がして思わず耳を傾ける。

「…い……ちゃん…」

「亜衣ちゃん？」

「お兄ちゃん、っ、あ、好き…大好き…」
最初は寝言かと思った。でも、聞いていくうちにそうじゃないような気になった。

オナニーだけなら杏奈もしていた。亜衣ちゃんはきっと処女だし、僕を勝手に理想化した妄想で楽しんでいるだけかもしれない。
杏奈は自分から売り込んできたけど、亜衣ちゃんは僕から見れば妹であると同時に同じ学校の後輩でもある。見なかったことにしよう。
姉達が僕のシモの面倒を見てくれるのも、妹に手出ししないようにとの意味もあるかもしれない。今はまだ早いだけで、将来杏奈が進学して家を出たらその枠に収まることだってある。