俺の女達 12
「まだ眠れないのかな?」
俺は香菜の耳をぺろぺろと舐めながら囁く。
ぴくっと震える動きが愛らしい。
「ここは……お兄ちゃんのベッドじゃ……ない、よ?」
絞り出すような声でようやく抵抗を見せる香菜。
そう来なくちゃ面白くない。
「そんなことより、今。おまええっちなことしていただろ?」
そう言って俺は香菜の手を掴む。
すると、彼女の手は愛液に濡れていた。
「随分とやっていたみたいだな。それにさっきのお兄ちゃんたちの姿、覗いていたよな?」
再びびくっと震える。どうやら後ろめたさがあるらしい。
そこに付け込んで、俺は言葉を重ねていく。
「いけないなぁ。勝手に覗き見なんかした上に、こんなえっちなことしちゃって。義母さんに叱ってもらわないと」
「や、やめて……」
実際にばれたらまずいのは俺の方だが、香菜は気付いていない。
「だったら、黙っているんだ」
押し殺した俺の声に、香菜は黙ってしまう。
後はもう、俺の思うが儘だ。
そこで、俺は香菜の髪の匂いを嗅ぎながら、体を撫でまわす。
シャンプーの匂いだろうか、さわやかな匂いがする。
「可愛いよ、香菜。それじゃあ、ちゅーしようか」
そう言って何か言いたげな香菜を黙殺し、俺は強引にその唇を奪った。
柔らかな唇だ。
舌を突っ込んで口の中を舐めまわす。愛菜よりも温かい気がした。
「ウーウー」
香菜は息苦しそうだが、俺の凌辱は続く。