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初体験はお姉ちゃんそして……
官能リレー小説 - 近親相姦

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初体験はお姉ちゃんそして…… 102

僕は周りの迷惑にならないよう静かに廊下を歩き、ロビーに向かった。
「すみません。荷物を送っていただきたいのですか。」
「はい。どのお荷物でしょうか?」
僕は茜と一緒に買ったお土産を差し出した。
「これなんですけど。」
「はい。これで全てですか?」
「はい。日にち指定はございますか?」
「いいえ。結構です。」
「かしこまりました。では数日かかりますので。」
「はい。」
「こちらにあて先、お名前をお書きください。」
「わかりました。」
手続きを終えた。
「ではお願いします。」
「はい、確かに承りました。こちらお客様の控になります。」
「はい。よろしくお願いします。」
僕はそのまま部屋には帰らずにロビーの椅子に腰掛け自動販売機で買った暖かい紅茶を飲みながら体を温め、母親にメールを送った。
『明日の午前中に帰ります。昼ごはんから食べるので宜しく。』
「送信っと。」
僕は部屋に戻った。すると茜の嗚咽が聞こえる。
「茜、どうした?」
「なん…えっ…でも……ない…ぐずっ…」
「具合でも悪いのか?」
「そうじゃ……ない……」
「言いづらいことか?」
「……うえっ…」
「……まぁ…言いたく無いなら良いけど…あんまり隠してほしく無いな。心配だし…茜の泣き顔見たくないし。」
「でも…クスン…私が……全部……悪いん…だから…」
「それを聞いたら余計に心配になるよ。話してくれないかな?」
「今度こそ……お兄ちゃんに……怒られる……」
「そういう事言われると余計気になるよ。」
「お兄ちゃん…うえっ…いつもは……優しいけど……絶対に…怒られるから…」
「分かった。絶対怒らないよ。」
「本当?」
「うん。」
すると茜は起きだしてベッドから降り土下座したのだ。
「茜、すぐそうやって土下座するもんじゃないぞ。」
「だって……私……お兄ちゃんに……酷い事した…」
「僕は今なんで茜が泣いてたか訊いたんだから。」
「それは……私が酷い事したから……」
「は?よく分からないんだけど?」
「だから……お兄ちゃんのこと考えないで無茶したから……」
「だから泣いてた?」
「そうじゃなくて…ぐずっ…」
「じゃなくて?」
「私が酷い事したから……お兄ちゃんが……お兄ちゃんが……ううっ……」
「僕がどうした?」
「お兄ちゃんが……」
「その台詞3回目だぞ。」
「お兄ちゃんが……私と……一緒に寝てくれないし……もうデートも……してくれなくなる……と思って……」
「それで泣いてた?」
「うん……自業自得……だけど…ぐずん……でもやっぱり……」
「『嫌いにはならない』って約束だったよ。」
「でも……お兄ちゃん……心の中で…うえっ…怒って……もう……今回で最後に……ううっ。本当は……今まで仲良くしてくれただけで……十分……幸せな妹だとは……思うけど……沙耶や……舞お姉ちゃんと出掛けるのを……見送るのは…辛いよぉ……」

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