幼妻のアブない日常 55
毛深い男子が嫌いなわけじゃないよ。
むしろワイルドさを感じさせて、中性的な直人くんの見た目とはギャップがあって萌えるかもしれない。
「あっ、あの、巽さん…」
「結衣子でいいよ。グラビアじゃ絶対見せないサービス、してあげる」
直人の陰毛を指腹で梳かすように動かしながら結衣子は微笑む。
ニーナはニーナで陰毛からスッーと指を移動し、直人くんの乳首に触れていた。
「ココはどう感じる?…」
「あっ、いえ…コショグッタイだけです…」
「あらぁ男の人によってはココを弄ってオナニーする人もいるぐらいなのに、直人くんは未体験なのね…」
「ねぇ、直人くん」
ニーナは潤んだ瞳で直人くんの顔を覗き込む。
「直人くんは、キス、したことある?」
「い、いえ…それが、まだ…」
彼女がいないなら、それも仕方ないかな。
「初めてが私じゃ、イヤ?」
なんだろう、こんなに切ない表情のニーナは初めて見た…
それが演技では無いことは“女の勘”で結衣子には分かった…
経験は豊富な筈なのに…ニーナは今までいい恋愛はして来なかったのかもしれない?…と、考えてしまう…
「そんな嫌な訳ありません!…寧ろ嬉しいぐらいです!…」
ふふ…そんな力を込めちゃって…
まあファーストキスの相手がニーナだなんて、忘れられないいい思い出にはなるはよね…
「ホント?ありがとう…私なんかで…」
「いえ…ニーナさんとできるだなんて…」
「さっきは私のこと知らない風だったけど?」
「うっ…」
まあ、直人くんをフォローするなら…ニーナの見た目で日本語ペラペラだって知ったら誰でも驚くんじゃないかな…
…そんなことを考えていたらニーナと直人くんは熱い熱い口づけを交わしていた。
ニーナは直人くんの両手を自分の胸に持って行って揉ませようとしてるみたいだ。