幼妻のアブない日常 259
嫌なはずがなかった。
ずっと思い憧れ続けてきた人からの熱く深いキス。
私はそのまま慎一郎さんに身を委ねた。
身体はベッドにゆっくりと倒された。
まるでスローモーションのように。
「結衣子、好きだ」
「私もです…」
身体をまさぐる慎一郎さんの触手…
あっと言う間にブラウスを脱がされ、ブラジャーが晒されてしまう…
こんなことになると分かっていたら勝負下着を着けて来たのに…
こんな時に限って、1番着古した下着を着けていることがちょっと悔しかった…
極々シンプルな白のブラが現れる。
その下に包まれる胸まで、慎一郎さんはまじまじと見つめる。
「そんなに見ないで…」
思わず両腕で隠してしまう。
「結衣子、綺麗だよ」
私を落ち着かせるように慎一郎さんがもう一度キスする。
その手が胸に伸びた。
「こんなこと言うとあれだけど…俺も触りたかったんだ…」
それはコーチのした、あんな破廉恥な行為のことを言っているのは直ぐに分かった。
「分かってます…慎一郎さんだって男の人ですもの…それは当たり前のことだと思います…」
私だって中学生になって、経験は無くともそういう知識は増えていた。
「男だったら誰でもそういう欲望を持つと思う。まして結衣子みたいな身体の持ち主だったら…」
「わかってます…みんな私にそういう感情があるのは…」
クラスメートだってそうだ。
胸が急に成長し始めたときから、男子が私をオカズに使ってると聞いてしまったことはあった…