幼妻のアブない日常 260
そんなことに殊更嫌な顔をする女子は多かったけど、不思議と私は嫌では無かった…
嫌どころか私の身体を妄想の材料にしてくれることに、どこか感謝すらしていたのだ…
今考えると…あの頃から私は、グラドルの素質があったのかもしれないはね…
最後の一枚だったブラが外され、ひんやりした慎一郎さんの手が胸にじかに触れる。
「ひゃっ」
「ごめん…」
「いえ…慎一郎さんの手が冷たくて」
そのまま続けてほしい、と視線で訴える。
「んっ」
それにこたえ、その手が胸を揉み始める。
自分で触るだけより、気持ちいいのはなぜだろう…
その指先が乳首に触れただけで、ビクンと身体は跳ねてしまう…
「感じやすいんだね…」
慎一郎さんは耳元で甘く囁く…
「恥ずかしい…男の人に見られる初めてだから…」
まああのコーチのことは置いといての話しだけど…
「俺も触るの初めてだから…」
「いいです…慎一郎さんなら…」
これから何するのかわかっていた、でもその先はどうするのか…
「ああ…んんっ!ふああ、あっ!」
少しだけ、慎一郎さんの手が私の胸を触れ、這い回るだけで全身がゾクゾクしてくる。
それは技こちない拙い動きだということは、経験の無い私でも分かったけど、それでもこうしてくれているのが慎一郎さんというだけで、私は堪らなく感じてきてしまう。
「あぁ慎一郎さぁん〜気持ちいい…でぇすぅ〜」
私は目を潤ませて、慎一郎さんの背に腕を回した…