PiPi's World 投稿小説

幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 256
 258
の最後へ

幼妻のアブない日常 258

初めて行く彼の家…
ご両親は旅行中で、弟さん独りいるだけだった…

「お留守番中に悪かったんじゃない?…」
「そんなこと構わないさ…夕べもダチが泊まりに来たし…」

「でもお友だちって男子でしょ?…私は一応女だし…」
「女の子が遊びに来たなんて聞いたら、家の両親はそれこそ喜ぶよ…」

部屋に案内され、ベッドに座る。
彼に助けられて、安心しきって、このまま眠ってしまってもいい気持ちになりそうだった。

「今日は…ホントに、ありがとうございます…」
「いや…俺がいなかったら大変だったよな…」

「私、スイミングクラブ辞めるかもしれません…でも、慎一郎さんとは離れたくないんです…」

「そうだな…あんなコーチがいるなら俺も考えちゃうよな…」
「ダメですよ…慎一郎さんは水泳やめるなんて言わないでください…」

「だけどよ、結衣子をあんな目に合わせた男が俺のコーチだぜ…そんな奴の言うことなんて聞けねぇーって…」

慎一郎さんはクラブでも一番の速さを誇るスイマー。
そんな彼がクラブを去ったら大打撃は必至だろう。
でも、その言葉にはすごく理解できるんだ。

「…だったら、後は慎一郎さんに任せます」

私はそう言うだけにとどめた。

「俺にとっては、結衣子の方が大事だ」
慎一郎さんは私を強く抱きしめた。

それは私にとっては凄く嬉しい、待ちに待った言葉だ…

「慎一郎…さん…」
込み上げてくるものに声が掠れる…

「ごめんな…結衣子がもう少し大人になってからって思っていたんだけど、あんな奴に先を越されるぐらいなら…」
慎一郎さんはそこまで言うとグッと唇を合わせてきた…

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す