学級崩壊……? 11
「あぁ!ありがと…まぁヤれたし。」明久が照れながら言う。
「ちょっと待って!帰るなら私も一緒に…ホテルまで送ってよね!郁美と雅人はあの通り!下手したらあの世へ逝きそうだし…だから私も先に帰る。一緒にいたらどうなることやら…」優愛が答える。
こうして優愛と明久は郁美と雅人に先に帰ることを告げビーチバレーで使ったボールをカバンにしまいホテルへと戻った!
※※※
自由時間終了後、俺は宿泊施設の集会所で一部の生徒を正座させていた。
理由は無断淫行だ。
優愛や郁美、他4名の計6人を全裸で正座させている。
「まったくお前たちは…」
「おかしい…なんでバレたのかしら?」
「あそこなら死角になってたはずなのにね?」
正座させられている生徒たちは揃いも揃って反省の欠片が見えず、なぜバレたのかや開き直って自由時間なのだから男漁りしてもイイじゃんと、まったく悪びれず文句を口にしていた。
「いいか、この合宿も授業の一貫なんだ。授業中に教師の目を盗んで男咥えてれば怒られるに決まっているだろ。それに俺の目の届かない場所には行くなと事前に説明してあっただろ」
「えーだって自由時間だしー」
「ねーねーなんで隠れてた事分かっちゃったのー?」
正直ガキ共を説教するのはすごく疲れる。
「あーはいはい、それね。お前達みたいなの柵だけで制御出来る訳ないから監視カメラがそこら中にあるんだよ。お前達の青姦プレイもばっちり録画されてるぞ」
問題児の集まりであるこの子らを普通のビーチになんて連れて行ける訳ないじゃないか。
それに監視カメラや柵はこの子らを守る為でもあるのだ。
明らかにヤバいと判断されたのならば直ぐさま警備の者が出ていただろう。
「いやーん、先生の盗撮魔ー!」
「先生、さいてー」
「はぁ…普段から野外でハメまくってる奴が言うセリフかよ…」
サーファー気取りのナンパ野郎や屈強なライフセーバーでも精液搾り取られてひれ伏したり泣いて許しを請うレベルの超絶ビッチの集まりだもの……ねぇ。
それならまだいい、いや良くないかもしれないが、郁美と優愛の相手はサボってここまでやってきた一般クラスの男子だとか。まったく他にまで頭下げなくちゃいけなくなるのか…
「納得いきませんわ、それじゃどうやってストレスを解消すればいいんですの」
「いやそれ自体おかしいから」
ひときわ不満タラタラなのは西園寺華菜。実家が大金持ちのお嬢様らしいがこのクラスにいるのだから、当然こいつも超問題児のビッチだ。
「西園寺さん!気持ちはわかるけど、あくまでも授業の一環だし我慢してね。ソレに監視カメラシステムは学校が用意したの!ゴメンね☆」隣のクラスの坂下真実先生が入って来た!
「坂下先生!ですけど、ここまで監視されたらせっかくの時間が窮屈で退屈になりますわ!」華菜が反論する!
「じゃぁ楽しくなるよう球技大会でもしましょう!確かボールを持って来た子がいるはずだからドッジボールとかバレーボールとかできそうね。クラス同士の交流なら心配ありません…よ!新田先生。」坂下先生がいきなり提案してきた!
「そ・そうですね…」適当な相づちで坂下先生の提案を受け入れた!