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BF闘技場
官能リレー小説 - SF

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BF闘技場 4

「試合は一週間後に行われます。対戦相手の名前は菅崎鈴。嵐山選手と同年齢で、このBF闘技場では数ヶ月先輩の方ですね。現在は三勝二敗。敗北時のイキ顔が可愛かったらしくて、『新米イキ姫』ってあだ名がついています。犯され終わった後に頬を紅く染めて精液を啜る菅崎選手はとてもエロいんですよ。」

「…そんなことより、試合ではこのカード使うんでしょ。そんな情報はいらないから戦い方を教えなさいよ。」

受付は、少し悩む素振りをして答えた。

「分かりました。それではエキシビションを使うとよろしいでしょう。」

エキシビション?

「エキシビションとは、模擬戦のことですね。パソコンのAI相手に対戦をすることです。難易度が数種類ほどあるので、スターターデッキしか持っていない嵐山選手でも気軽に使用できると思いますよ。」

「そう。じゃあそれを早速使わせてもらうことにするわ。」
「ただですね、そのエキシビションをするためには少々厄介な条件があるんですよ。」

「その条件って?」

受付は気味の悪い笑顔を浮かべる。

「そのエキシビションを行うためのお部屋、エキシビションルームの中にはオナニーしている男性がいるのですが、選手はエキシビションを行っている間、衣類を一切身につけていてはいけない決まりになっているんです。」

「…」

女を性的な道具としか見ていない。人権がない、ということは、ここまで屈辱的なものなのかと痛感した。受付はニヤニヤと笑っている。私の反応を楽しんでいるかのようだった。

「…良いわよ。第一回戦でいきなり負けて、借金を更に増やしたくないもの。オカズでもなんでもなってやるわよ。」

戦い方が分かっていない以上、何もせずに第一回戦を迎えてしまうのは避けたかった。
半ばヤケになっている私のことを見兼ねてか、受付はほくそ笑んだ。

「そうですか。嵐山選手の意気込み、わたくし大変感動致しました。それではエキシビションルームにご案内致します。」

黙々と受付についていく私。

…試合一回につき一千万。第一回戦をうまく勝ち進めたとしても、私には数億という借金がある手前、かなりの回数の試合をしなくてはならない。

「エキシビションでは、バイザーを被れば仮想空間に入ります。細かなルールや実際の試合の感じなどをうまく掴んでいただけると幸いです。」

「ええ。そうさせてもらうわ。」

このふざけた大会でお金を稼いで、借金を返済する。借金取りの魔の手から逃れることで、私は晴れて自由の身になるんだ。そのための代償だと思おう。今は耐えるしかない。

「こちらです。どうぞ。」

「な…」

エキシビションルームと呼ばれた部屋の中には、円を囲むように裸で御座をかいて座っている中年の男たち。その中央にSFっぽい機械がぽつんと置いてあったのだ。

「こちらの部屋に集まった精力溢れる男性たちに精液をぶっかけてもらいながら、嵐山選手はあのバイザーを被った状態で仮想空間に入り、CPU相手に模擬戦をするということになります。」

くっ!どこまでもそんなことを!

「…分かったわ。アレを被れば、そのエキシビションとやらが始まるのね。」

反論しても仕方がない。私は男たちの目の前で自ら服を躊躇なく一気に脱ぎ捨てた。服を破かれたくなかったから。
丸裸になると、男たちの視線がねっとりと絡みついてくる気がした。

「おぉ、良い雌だ!これはぶっかけがいのある…」
「あの尻たまんねぇ!早く負けてくれねぇかなぁ。俺のをぶちこんでヒィヒィ泣かせてぇぜ!」
「バカ野郎胸だろ胸!あの適度に膨らんだ胸使ってパイズリフェラしてやりてえよ!」

私の身体でオナニーしている男どもが、次々と己の欲望を口に出している。

なるべくかかわらないようにと、男たちを無視してバイザーを被った私は、一瞬意識が跳ぶような感覚がする。すると、周りの景色が一転していた。


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