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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 86

「護衛の能力は格段に上がるわ。向こうについたら、早速銃を持たせるの。馬車の護衛には散弾銃がいいってセリフが昔見た映画にあったわ。らっぱ銃以外に拳銃も作ってるの」
「海賊の時代のレベルだろ?」
「二人に持たせる拳銃は特注よ。まだリボルバーは無理だけど、なんとペッパーボックス。重いのが欠点。そのうち、リボルバーが普及するわ」
「ビアンカには何かわからないし、この国でも一部の人しか知られてないね。しばらく出番がないといいけど」
「真打ちはライフルよ。マスケットよりも射程が長くて命中率もいいわ。レイジがミニエー弾について教えてくれたから、弾込めも楽になったそうよ。無理に押しこむ必要がなくなったし」
「後は雷管だね。そこまでいけば南北戦争のレベルまで上がる。武器だけだから幕末か」
「ホント、やることが多くて忙しいわ。体がひとつじゃ足りないくらい」
まだまだミユキの手腕に頼ることが多いと考えると、しばらく妊娠してほしくないな。
そう思えば、フローラの次はレナが良さそうだ。でも、手を出せる女性としてはビアンカの娘も気になる。
そして、母さんやファリスも候補だ。
そんな事を考えてるとミユキが僕を抱きしめてくる。

「ああ・・・早く妊娠して可愛いレイジに授乳したいわ」
「授乳とかもう赤ちゃん扱いじゃないか!」

もう可愛いと言われるのには慣れた。
でも授乳とかはねぇ・・・

うん、とても良さそうだ。

そんな感じで顔がにやけてきた僕だけど、ミユキは僕の手を取っておっぱいに導く。

「この世界に来てから大きくなってるのよ・・・レイジが気に入ってくれるといいな」
「そうなんだ・・・ミユキのおっぱいが更に魅力的になったんだね」

毎日ほぼ見てるから前のと対比できないけど、大きく魅力的になるなら大歓迎だ。
そして、このおっぱいからミルクが出て僕が飲む・・・
確かにそれはとても甘美な誘惑だ。

「妊娠しても仕事は大丈夫?」
「問題は少ないわ・・・私の仕事を手伝える人材が増えてきたし・・・向こうでその一人をレイジに紹介するわね」

その言葉にちょっと安心した。
僕達が進める事業は異世界の技術だけに、理解者があまりいないのが難点だったからだ。

こうして僕とミユキはいちゃいちゃしながら、この国中部にある都市に到着したのだ。

その都市レーベルクは、中部の山岳地帯の中にある工業都市で、今や国内第二の都市となったにぎわいを見せていた。
ここから王都までの鉄道はほぼ完成してるから、もう暫くすれば中世の農業国から近世の工業国に生まれ変わるだろう。

「南部にも鉄道は引いてる途中だから、ガッディール名産の綿花とかが安定的に供給できたら飛躍的に潤うわね」

ミユキがビアンカと色々話してクーデター計画も支持してたのはこう言う理由もあるらしい。
この国南部と隣接するガッディール北部は綿花の栽培に向いていて、ミユキはいずれ大麻を麻や綿花の栽培に置き換えたり、ガッディールから相互貿易したりしたいらしい。

で、現在のレーベルクは、まだ生産始まって少量の綿花や麻を使った軽工業と、付近の山地で取れる鉱石を使った重工業が始まっていた。
勿論動力には蒸気機関が使われ、あちこちから煙が立ち上っていた。

地下水の汲み上げに始まって鍛造やプレスに必要な設備が立派に稼働しており、その騒音も煙突の煙と並ぶ活気の証のようだ。そんな設備も、鉄と鋼を大量に作れるようになったからこそ作り上げれたのである。
もちろん王立兵器廠もあって、火薬の製造だけは事故が起きても周囲に被害が及ばないように離れた場所らしい。
どこまで実現するか分からなったけど、僕とミユキの簡単なスケッチや説明だけでここまで事が成し遂げれたのもこの国の人々の情熱の賜物だろう。
いくつかの難題も僕達が授けた知識の集約や人材の活用法で僅かな期間の間に解決し、当初の目標の産業革命の域まで達しようとしている。
工業力の源と再軍備は対外的に秘密なので、この都市の数少ない出入口の警備も万全で、そのための部隊には最新の装備が行き渡っている。
彼らに最初は反発や抵抗もあっただろうけど、僕達を信じてガッディールを倒すという悲願のために合理的な発想を受け入れてくれた。
ビアンカは密約でここに都市があることを口外しないし、ミユキの防諜体制があればガッディールにはまず知られることはない。
「凄い街だな・・・このようなものがあったとは・・・」

ビアンカも初めて見たこの街に驚いてるみたいだ。
そしてビアンカと同じぐらいの長身の黒い肌の美少女。
若く綺麗で、なおかつ凛々しいこの美少女がビアンカの娘なんだろう。

「よくいらっしゃいました殿下・・・私は工業大臣カタリナです」

出迎えの人は母さんやファリスと同じ年頃の美熟女。
貴族らしい華やかさのある美人だ。

「彼女は優秀な大臣よ、レイジは彼女に案内して貰って・・・私はビアンカと武具を見てくるから」
「はい、後はお任せください大功臣様」

ミユキはそう言ってビアンカ達を案内していく。
そして僕はカタリナに案内された方へと行く。

「街の様子は順調?」
「はい、もうまもなく蒸気機関車が完成します・・・そうすれば王都まで馬車で3日が1日に短縮されます」

そう考えると鉄道って凄いんだと思う。
まだ初期型の蒸気機関車だから遅いのだろうけど、馬車だとどうしても馬の体力に左右されるからね。
蒸気機関車なら疲れ知らずに走っていけるしね。

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