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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 86

「凄い……」
「だっ、出すぞ。出すからなっ!」
「えっ、出す?」
 馬頭鬼が突然立ち上がり、紅夜叉を仰向けに寝かせる。
「いっ、いくぞっ!」
「あっ、あぁ……」
 先端を眼下の紅夜叉に向け、馬頭鬼が己が手でペ○スを扱き続ける。
 そして………

 ドクッ! ビュルッ!ビュルルルッ!

「ぶはぁっ!」
 まるでバケツの水をぶっ掛けられたかのようだった。
 ビチャビチャと、馬頭鬼の大量の精子が顔に、胸に、お腹にと、紅夜叉の全身に降りかかる。
「うぁ…身体中、ドロドロ………」
「ふぅっ…ふうっ……」
 長い射精が終わり、馬頭鬼は満足そうな顔で、全身精液まみれになった紅夜叉を見下ろす。

 茨木軍において、馬頭鬼は3番目にデカイといわれる程の巨根の持ち主であった。
 それ自体は馬頭鬼も自慢していたのだが、逆にその巨根を受け入れられる女は稀である。
 その為か、こうやって相手の女を精液浸けにするのが馬頭鬼の性癖となっていた。

「ふぅ…よかったぜ坊主」
「坊主じゃねぇ」
 事が終わり、馬頭鬼はまた人間形態になり、制服を着込んで休憩室を出て行く。
 そして紅夜叉は、精液まみれの身体を洗う為、奥にある小さなシャワールームに入っていった。
(……あれ? 何か忘れてるような)
 そう思いながら、紅夜叉がシャワーのコックを捻ると………
「どうなってんだこりゃぁーーっ!!!」
 モニターのある部屋から、馬頭鬼の叫び声が聞こえてきた。
 
ズンズンと思い足音が近づくと、シャワー室のドアを破壊する様に荒々しく開くと破けた制服を体に纏わせた馬頭鬼が紅夜叉の首を締め上げるように掴んだ。
「がっ?かは!?」
「お前の仕業か!?そうなんだな!!」
目が血走り正気を辛うじて保っている馬頭鬼が紅夜叉に問いかける。
紅夜叉は余韻から意識が覚醒する前に襲われ満足に対応できないでいた。
「やあやあ、そこの逞しく凛々しい警備員さん。俺の連れに何をしてるのかな?」
馬頭鬼の背後から飄々と声をかけるのは少女に変化した狂骨だった。
「何を?じゃねえだろ!
お前ら何をたくらんでいるんだ!?」
馬頭鬼はモニター席に戻るとカいくつもの画面が砂嵐を映していたのを紅夜叉達の企みだと判断していた。
「どういうことかな?狂骨」
後を追ってきた炬悧が背後から狂骨に冷たい声を浴びせる。
「どうも何も。俺は楽しめる方に就きたいだけだ。」と飄々と返した。

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