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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 78

 猿達は死んでいるのか生きているのか、全員女達の周りに倒れピクリとも動かない。
「おい擬螺(ぎら)、お前も考えたな」
 炬俐はニヤついた顔で菊名達の痴態を見ながら、隣の黒服に話しかける。
「すみません。なにしろ相手はあの菊名ですから………」
「構わん。おかげで面白いものが見れた」
 視線を倒れている猿達に一度向け、また菊名に戻す。
「それに数が多くても、猿共に大した霊力は無いからな」
「そうですね。菊名でしたら遠呂智(おろち)の霊力もかなり回復しそうですね」
「あぁ、そうだ………さて」
 おもむろに炬俐が服を脱ぎ始める。
「見てるだけじゃつまらんからな。我も参加させてもらうとするか………ところで擬螺」
「はい?」
 炬俐が擬螺に耳打ちする。
「他の女共だが……」
「始末しますか?」
「いや、別の使い道を思いついたから生かしておけ。だが……」
 ニヤッと…今度は厭らしさだけでなく、邪悪さの混じった笑みを浮かべる炬俐。
「今回の褒美だ。白面以外の女を一人やる」
「エッ!?」
「思う存分好きして構わん。勿論……」
 さらに炬俐は、声を低く重いものにする。

「潰してもいいぞ」
 
美女は互いの脚を開かせ≪松葉崩し≫でアソコ同士を押し付けあう。
「はぁあっあふっうん」
菊名のアソコが美女のアソコを擦り付けられ嬌声を上げる。
淫気に混じる妖力がぶつかり合うとそこに強い陽気が生まれる。
互いの妖力が互角ならそれを互いに吸収できるが、どちらかが強いと強い方に吸収される。
そして強い方が意図的に弱い方の妖力を吸い取ることの出来る術が存在した。
「菊名。いい声で鳴くではないか。我も混ぜてもらうぞ」
そう言うと炬俐は白面を犯した反り返る逸物を喘ぐ菊名の口に捻り込んだ。
「んんっ!ふぐぅっ!!」
 逸物で喉を詰まらせながらも、菊名は炬俐を睨みつける。
「んっ? 何だその目は? 言いたいことがあれば言ってみろ。フハハハハッ!」
 口を塞がれ、喋りたくても喋れないのを分かっていながら、炬俐は調子に乗って菊名の頭を掴んで腰を振り始めたが………
 
 ガブッ!
 
「グギャーーーーッ!!!」
 突然絶叫を上げ、炬俐は遠呂智諸共、菊名を壁まで突き飛ばした。
「ゲホッゲホッ!……チッ! 咬み切れへんかったか」
「きっ…貴様……」
 炬俐は物凄い形相で菊名を睨みつける。
「ぐぬぬっ……遠呂智!」
「………」
 無言で遠呂智が炬俐を見上げる。
「手加減はいらん。干からびるまでその女の霊力を吸い取ってしまえ!」
 その言葉を聞き、遠呂智がニィッと笑みを浮かべた。

「くそっ……とんでもない女だ」
 まだ痛む股間を擦りながら、炬俐が部屋を出て行く。
(あかん…もう終いや)
 再び遠呂智に押さえつけられ、唇を唇で塞がれると、徐々に身体から力が抜けていく感じがした。
(ゴメンなみんな……助けられへんで)

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