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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 63

口移しと聞いて、少しほおを赤らめるフリッカ。
「まあ、口移しなど・・・」
どうにも気恥ずかしい感情が押さえきれない。
まるで娘時代にもどったような、ふわふわした気持ちになった。
「お願いします、お恥ずかしいかと思いますが、どうか医療行為だと思って、やり遂げてください」
そう言われると、フリッカも少しは気が楽になった。
「わかりました、王に対して恐れ多いことですが、口移しでやらせていただきます」
フリッカも決意を固めたようだ。

料理長により、ボッキ茸は食べやすい大きさきざまれた。
あとは王に口移しで食べさえるだけになった。

王の私室でフリッカとティーエを出迎えたのはモレル医師だった。彼はここ数日付きっきりで王の様子を看ていたため、顔に疲労が色濃く出ていた。
「ふむ、これぞまさしくボッキ茸。しかしここまで立派な物は初めて見ましたぞ」
医師は皿の上の茸を見て、これならば昏睡した王もすぐに目が醒めると判断した。
「それではフリッカ殿…」
「…はい」
フリッカは皿を置いて、王の顔を覗きこんだ。
眠る王は血色が悪く、生気が感じられないくらい弱っている。
この大切な人を助けたい。
その一心がフリッカをつき動かす。
ボッキ茸を口に入れ、しっかり咀嚼する。そして王に口付けた。
彼女は舌を伸ばして王の口をそっと開く。
開かれた王の口へと少しずつ、咀嚼されたボッキ茸が送り込まれてゆく。

お願い!飲み込んでください!

「んぐ・・」
口の中のボッキ茸の多くが送り込まれると、願いが通じたのか王の喉がそれを少し飲み込んだ。
慎重に、フリッカはそれを繰り返した。そして数口分ほど王が飲み込む。
次第に王の顔が赤くなってきた。同時に王の息も荒くなる。
「むむ、王は大丈夫であろうか・・。」
横にいたモレル侍医が不安げに口にする。
王は額に汗を一滴浮かべている。
「王様・・・。お暑いのでしょうか・・。」
「話に聞くボッキ茸の作用が作用です。それはありましょう。」
彼女はそっと王のかけ布団をはがした。そして王のある一点に眼をとめる。
「まあ・・・・・」
病に苦しみ意識を失っている王の股間は硬くそそり立ち、夜着を押し上げていた。
王は意識が戻らないまま、興奮したように赤くなっている。
「意識が戻らぬ・・・。」
「どうしましょう・・・。」
悩む二人の前で、王はますます顔を赤くして息を荒くしている。意識がないことを除けば激しい性的興奮としか見えなかった。
「むむ・・・陛下・・・。ここまでお苦しみとは・・・。かくなっては、男女の営みをしていただくよりないかと。では畏れ多きにつき、私はしばし隣室にて控えさせていただきます。万一のときはこのベルを鳴らしてくだされ。」
枕もとのベルを示し、モレル侍医は部屋を出て行った。

「どうしましょう」
元々そのつもりで志願したのだが、やはりいざとなると恥かしさが先立つ。
だが躊躇っている時間は無い。
このままでは体に負担がかかる一方だ。
フリッカは決心を固めると、まずは王の寝巻きを脱がせる。
ブン
寝巻きのズボンをしたばき後と脱がせると、王の屹立した男根がフリッカの目に飛び込んでくる。

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