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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 51

馬で曳いてるから馬車なんだけど、その車の前には煙突があったりしたり、なんやら解らない機械がついたりしてる。

「ミユキさんが設計した蒸気車と言うものです」
「まあ、まだパワー足りなくて馬のアシストしかしないけどね」

こうやってミユキがこの国の近代化を進めてるみたい。
この大きさの馬車だと6頭ぐらいで曳かないと進まないみたいだけど、蒸気機関のアシストで1頭で曳けるみたい。
電動アシスト自転車の馬車バージョンみたいなものかな。

「やっぱりミユキって凄いんだな」

僕は感心しながらミユキのおっぱいをモミモミする。

「ああんっ・・・この国は基礎工業力が低くないから、このペースの近代化なら再現余裕よ・・・ただ、もっとペース上げないと駄目だけどね」

この辺は僕は詳しくないから解らないけど、蒸気機関を作れるんだから、当然兵器も作れそうな気がする。
多分、ミユキはやってるだろうけど・・・

「基礎工業力が高くて資源が豊富、農業生産力もあって商業も盛ん・・・だから富国強兵が楽しいわ!」
「うんうん、ミユキが楽しいならいいよね」

「ところでレイジ、そろそろ手を離してくれないかしら。これ以上続けられたら貴方を襲わずにはいられなくなるわ。今夜はファリス様を相手にしてもらわなくてはいけないのよ」
「ちぇっ」
僕は手を離した。
「全く。2人きりなら押し倒してるわよ。このエロ殿下」
……ミユキも十分エロいよね。
こうして城に到着するまでワイワイガヤガヤして過ごすのだった。

城に帰還したので、早速ファリスと母さんに色々と報告をした。
ファリスはエスメラとリリアに関しては喜んだ。彼女達の事は色々気掛かりだったらしいけど、僕に対しても彼女達に対しても無理強いは出来ないデリケートな事だから、様子を探っていた様でホッとしている。
アルルとメルルに対しては、
「貴女達、事は重大ですよ。分かっているのですか?」
「我々の様な者をアッサリとお認め下さった殿下の顔に泥を塗る様な事はいたしません!」
「この命尽き果てるまで、殿下の剣となり盾となり御奉公させて頂きます!」
「殿下の為に生き、殿下の為に戦い、殿下の為に死ねると?」
「「はいっ!」」
「良いでしょう。但し、誓いに偽り有りと判断した際には容赦はしませんよ」
「「はっ!」」
「大功臣、もしもの時は一切の容赦は要りません。遠慮無くやりなさい」
「承知致しました。元よりそのつもりでございます」
事前にミユキはファリスの反応をある程度予測していた。ファリスは周りへの手前や自分との折り合いをつける為に、それなりにキツイ事を言わざるを得ないだろうと。
こうして、一応は何とかなった。
アニスに関しては、
「周りの手前も有りますから、分を弁えるなら何も言いませんよ」
とアニスに言っただけで終わった。

ちなみに母さんは、
「全く。我が子ながら本当にやってくれるわ。たかが2泊3日の旅行で5人も落とすなんて」
と頭を抱えていた。実際に手を出したのは2人だけなんだけど、母さんにしてみれば大した違いは無いだろう。本気で呆れ返ったのか、女としての嫉妬よりも母親として育て方は正しかったのか、と思い悩んでしまった様だ。
更に、この後ミユキにボヤいた際に、
「レイジは良くも悪くも母性本能を刺激して、無自覚に女を落とす天才です。これからもドンドン女を落とし続けるでしょう。この国の繁栄、存続の為に潔く諦めて下さい」
と言われて益々頭を抱える事になったらしい。

「子供が出来る前に学校は作れるかい?」
「当然よ。ゆくゆくは鉄道を作る予定よ。うまくいけば、一気に各分野の底上げができるわ」
「外交も考えてるかい?」
「鉄と火薬の材料がいっぱい必要になってくるからね」
「それもいいけど、秘密裏に同盟を結んでガッディールに対抗するんだ」
「情報を集めている所。話し合いの前に、相手の内情を探っておかないと」

ミユキの試みが順調に進めば、近代化はできても国力の差は歴然としているので、
ガッディールをよく思っていない国と組んでおけば戦争になっても簡単に蹂躙されない事は
僕にも分かる。信頼できる国ならば、文明の利器を与えて進歩を促して
地域でパワーバランスを逆転させる方法も取れる。軍事力で圧倒できれば、
非文明国に不平等条約を強いたり、軍事介入で植民地化も可能となる。
再びガッディールに侵攻されれば僕は死ぬしミユキと母さんもファリス達と同じ目に会うし、
この国もなくなってしまうだろう。

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