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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 38

「分かりました。それでは、お願いしましょう」
「宜しいのですか、アッサリと受け入れてしまっても?」
「あの、お姉様や彼女達に相談するとかは、なさらないのですか?」
エスメラさんとリリアさんが、アッサリと承諾した僕に戸惑う。
「何か問題でも?」
「いえ、此方としてはとても喜ばしい事ですが……」
「あの、御立場的に、もう少し警戒なさるとかは?」
「ファリスの従姉妹と妹の紹介なら大丈夫でしょう。万が一、何か良からぬ事を企んでいてもファリスかミユキが何とかしちゃうでしょうから問題有りませんよ」
エスメラさんとリリアさんが顔を見合わせる。
「あの、宜しいでしょうか?」
アルルと呼ばれた娘が質問が有る様だ。
「何?」
「あの、私達の様な者を御側に置いても宜しいのですか?私達は、その、何と申しますか、この様に特徴的な見た目ですが?」
その言葉にメルルも頷く。
「別に。やるべき事をキチンとしてくれるんなら、一々拘る気は無いよ。そもそも僕自身が異世界人だもの。君達の性別、年齢、国籍、人種、いや、それこそ種族が違ったって、どうこう言えたもんじゃないよ。君達が何者であろうと、僕に比べたら大した事でも無いでしょ?」
「「「「………………」」」」
4人共、絶句している。
「さ、流石はファリスの夫君と言ったところかしら」
「ず、随分と豪胆なお方だったのですね」
エスメラさんとリリアさんが、唖然としてる。
「アルル、メルル」
「「はっ!」」
2人が跪く。
「これからよろしく頼むよ。見ての通り貧弱で頼りないとは思うだろうけどね」
「滅相も御座いません。勿体無い御言葉でございます!」
「我等、全てをかけて殿下に御仕えさせていただきます!」
2人共、跪いたまま動かない。いや、肩を震わせて泣いている様だ。今まで色々有ったんだろう。
こうして、新しく護衛が付く事になったのだった。

護衛は必要だけど、強さと忠誠心を試す必要がある。
訓練を隣国で受けたなら、戦い方を知る事もできるので、聞き出せれば有益な情報となる。
役に立つようなら戦い方に適した武具を与えて、ミユキに頼んで進んだ武器を手配させて
持たせておけば頼りになる。でも、日本刀や火縄銃もこの国で簡単に作れなさそうだ。
軍隊の近代化はすぐにはできなさそうだけど、スパイを抱えることができれば隣国のことを
探ることができる。情報網があれば、向こうから僕達を探られるのも防げるはずだ。
護衛に守られながら、相手には僕の存在を感づかせないか取るに足らないと思わせておいた方がいい。

そして寝室での事
「呆れた男ね。大した女誑しぶりだわ」
ミユキが呆れ返ってる。
「相談も無しに決めたのは、まずかった?」
「軽率ではあるけど、あの様子なら今更反対とは言わないわ。結果論だけどね。何なの、あの従順ぶりというか、忠臣ぶりというか、慕われっぷりは?完全に心酔してるわよ、あの2人」
「流石は殿下ですわ」
「本当ですね」
フローラとレナは素直に感心している。
「まあ、忠誠心は良いでしょ。ただ何が出来るのかしら?強そうなのは分かるけども」
「まあ、実際の役目とか配置とか、その辺は帰ってからだね」
「そうね、今の人達との比較や兼ね合いも有るからね」
正直、強さに関しては、少なくとも城の者達に引けをとる事はないと思う。エスメラさんやリリアさんが側室とか妾ではなく、態々『護衛』として送り込むのなら、それなりの強さは持っている筈だ。年齢的に護衛としての経験値は怪しいけども。

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