PiPi's World 投稿小説

エルドラ戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 27
 29
の最後へ

エルドラ戦記 29

「ううん、大丈夫!!楽勝だったよ」
「ははっそうかい。頼もしい限りだねい」

ジェラは言うほど元気には見えなかったが、エルドラはそんなジェラを元気づけようと会話を続けた

「エルドラ!!お薬できたわよ」

そう言ってフェリアが木を掘って作られた入れ物に薬湯を入れてエルドラ達の所へと来た。


「ありがとうフェリア!それが薬かい?……うわ〜!?」

「うっ……、これを飲むのかい?」


二人が引いてしまうのもムリはない。
フェリアの持ってきた薬湯は、おどろおどろしく深緑色をしていてブクブクと泡を吹いていた。
そして強い目もくらむような異臭が立ちこめており、明らかに人間の飲み物ではなかった

「フェリア…これ…材料って何?」

「えっ!?知りたいの?」

「う…やっぱり辞めておく……」

薬湯を手渡されたジェラは何度もそれに口をつけようと試みるが、異臭が鼻につくのか飲めないでいた
だが、フェリアに早く飲まないと治んないよって急かされると、意を決してソレをグイッと飲み干した


「っぷは……………ガクリ」

「ジェッ…ジェラさ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!」

匂いがヤバかった為か、あまりにも不味かった為か、ジェラは気絶をした。合掌


しかし、しばらくしてジェラは目覚めると顔色は良くなり元気になったのである。

そして、次の日。

エルドラ達はフェリアに呼ばれ森の最深部に連れていかれた。
「ありがとうエルドラのお陰でみんな助かったわ。」
「ありがとう〜」
「ありがとう〜エルドラ。」
最深部にくるとフェリアや沢山の妖精達はエルドラに礼を言う。
「気にしないで困った時はお互い様だよ。」
エルドラは照れながら気にするなと言う。
「まあ、何かあったらあたし達に頼みな。」
ジェラはフェリア達に何かあったら頼みと快活に微笑む。
「それは嬉しいわ。何かあったら頼むわ。そうそうお礼を出すわね。」
フェリアは自分達が困ったらエルドラが助けにきてくれると聞いて喜ぶ。
フェリアはエルドラに謝礼が入った袋を渡す。
「これ宝石じゃないか良いのかい?」
袋を開けると中は綺麗で高価なサファイアとルビーが入っていた。
「苦労した甲斐がありましたねエルドラさん。」
思わぬ大金をみてミモナも驚いてしまった。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す