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エルドラ戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エルドラ戦記 30

「良いのかい?」
「皆を救ってくれたから、寧ろこれでも安い方よ。」
自分に高価な宝石をを気前良く上げるフェリアに良いのか訊く。
仲間を救ってくれて嬉しいフェリアはこれでも安いとエルドラに感謝する。
エルドラはフェリアに気に入られたようである。
「じゃあ、ナバルまで送るわね。」
「フェリア、出来ればリブロの街に送ってくれない。」
「リブロか、あたしも初めてだから良いわね。」
「私も構いません(エルドラさん、悪人じゃないけどもう少し調べよう。)」
ナバルまでフェリアは魔法で送ろうとするが、エルドラは自分が拠点にしてるリブロにしてくれと頼む。
エルドラの住んでいる所に興味があるジェラはあっさり賛成し、ミモナは仕方ない顔ながらも賛成する最も行く宛が無いからどうでも良いのだが、エルドラが何かをしでかさない為、監視するのを決めたようである。

「オッケ〜行くよ。エ〜イ!!」
ヒュン!!
フェリアが瞬間移動の魔法をかけるとエルドラ達は瞬時に消えた。

ーリブロの街ー

「あれ?ここは?」
「やっぱり気持ち悪い・・・。」
ジェラは周囲の風景を訝しそうにきょろきょろと見ている。
街と聞いていたのに周囲は茂みだらけの林だからだ。
「ああ、ここはリブロ中央公園だよ。ほら来て。」
エルドラが行くほうへ、ジェラは呑気に歩き、ミモナは青白い顔色をしながら警戒して付いていく。
「あっ・・・。」
「なるほどな。」
茂みをぬけると、そこはよく整えられた公園だった。
「ここが僕の住む街、リブロだよ。ようこそ。」
周囲には明るい雰囲気が漂い、デートする若者達、幼い孫を連れて散歩する老婦人、芝生に寝転がって本を読む、身なりのよい青年。
実に平和でのどかな、街の風景だ。
緑ゆたかな公園をしばらく歩くと、ミモナの顔色も元に戻った。
そして、3人は公園の外へ出た。
「へぇ・・・。」
「なかなかじゃないか。」
街並みは、多くの店が軒を連ね、半露店式というか正面壁がなく、店の中から店の前まで商品を置いている店や、よく手入れされたセンスのよい建物に玄関を構えた店が数多くあり、人々も込み合うというほどではないが多く出ていた。

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