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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 222

それから毎日ライズはジェンスの協力を得ようとするが果たせず、ならば1人でも行こうとするが監視の目が厳しく、抜けさす事は敵わず、結局は時間切れとなった。
殷賑極めるトルシアの首都プロア。
人通りの激しい大通りを騎馬の一行が進んでいた。
その一行を見た人々は、最初は自分の目を疑い、次に男たちはその姿を凝視し女たちは目をそらした。
何故なら馬の背には裸で縛られた女達がいたからだ。

女たちはどれも水準以上の美女だったが、特に先頭を行く金髪の少女は男だけでなく女の視線をも集めていた。
顔は処女のような清らかさを放っているが、首から下の肉体は熟れた人妻のような色気を放っていた。
特に巨大な乳房の先頭にある乳首は、肌の白さとあいまって特に目立っていた。
よくみて見ると乳首から白い雫が滴っているのが見えた。
それは少女が子を産んだ母である証だった。
裸で縛られた女たちの一行、それはファニーとレイ達聖騎士団だった。
ファニーは羞恥により、否発情によって体を火照らせていた。
(みんな、みんなわたしを見ている……)
男達の欲情をこめた視線を感じるたび、子宮の奥底から熱いマグマが噴出してくるのが感じられる。
馬の陰に隠れて見えないが、クリトリスは痛いほど勃起し、馬の鞍は小水を漏らしたかのように愛液で濡れ、零れた愛液が地面へと滴り落ちている。
一行は住民の視線を受けながら、城へと入っていった。
久しぶりにプロアに戻ってきた聖騎士達の表情は、城に入る頃には一層暗くなっていた。
以前とは比べ物にならないプロアの賑わい。
かつては大商人の邸宅が並び、彼らに高い上納金を払わねば商売のできなかった大通りは、凄まじい数の露店と人で溢れ返り『これがプロアかと』目を見張るぐらいの賑わいだった。
以前は慎ましく色彩も少ない市民の装いも、極彩色で華やかになって賑わいに花を添えている。
特に女性の装いの変化は劇的であった。

かつては質素かつ貞淑が美徳とされたトルシア女性の伝統は失われ…女性達は競うように色彩豊かな装いになって、肌の露出を最低限に止めた以前の服装を着る者など無く、中には裸に近いような恰好の者もいる程だった。
それは、以前のトルシアには無かったエネルギー…魔物と人間が共存し、混沌と活力に満ちた新しい都市がそこには産まれていたのだ。
それは歓迎するべき側面もあるだろうが…もう二度と以前のトルシアに戻る事が無いと感じた聖騎士達は暗い気持ちになるしか無かった。

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