今日からキミを『管理』します。 9
「いや、出したも何も、一方的にヤられたっていうか、それにすぐにイッちゃったし…」
「ふふっ、ちょっとほろ苦だったわけだね」
「ほろ苦というか…」
甘い思いなんて微塵も…いや、そうでもないかな…
「まだ足りない?お手伝いしてあげよっか?」
「えっ!?何言ってる…」
「うふふ、そうは言っても元気だもんね。あ、私、谷内つかさ。よろしくね」
「青山幸成です。よろしくお願いします」
幸成は頭を下げようとして、鼻血が一滴床に落ちそうになり、慌てて手で抑えた。
「まず鼻血何とかしないとね」
つかさは小走りで近くのトイレに行き(幸成がこれまで見たところではここのトイレはすべて個室だった。そういえば「男子トイレ」とは書いていなかったことに幸成は今気づいた)トイレットペーパーをある程度切り取って持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
「そっちの処理は…どうするぅ?」
ぇ?…そっちって?
鼻をトイレットペーパーで押さえ、僕はつかさの視線の先を追う…
マズイ:…
薄生地のパジャマにできたテント:…
これじゃあ勃起しているのは隠しようが無い:…
「あはは、隠す必要ないって、男の子なら仕方のないことじゃない」
「でも…」
「他の人が来ないうちに、早めに済ます?それとも、部屋にでも戻る?」
どっちにしてもつかさとは対峙しないといけないのか、幸成は観念せざるを得ない。
そう言うつかさは真樹よりも少し背が高く、胸もお尻もなかなかのボリューム…突っ立っているだけでも興奮が収まるはずがない。
「あ、あの、おまかせします」
「よし!じゃあ部屋に来て」
つかさはそう言うと幸成の手を取った。
「え、あの、部屋って、谷内先輩の…あ、先輩ですよね」
「うーん、学園では先輩かもだけど学年は同じ。中等部からのエスカレーター組なんだ。つかさ、とかでいいよ」
幸成は少しだけ緊張が緩んだが、さっきまで上級生と思っていたのでややぎこちなくタメ口で話し始めた。
「じゃあ、つ、つかさ、つかさの部屋って、女子寮だよね、女子寮に行っていいの?」
「もちろん、勝手には入れないけど、寮生か内部の友達を案内しちゃいけない、っていうルールはないよ」