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陣陽学園〜Fight School〜
官能リレー小説 - 学園物

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陣陽学園〜Fight School〜 75

少数派だが出流に性転換を経た女ではなく男の娘というタブー感や、ペ○スを持った女という倒錯感を求める者もいる。

純粋に包茎ペ○スを好む者、出流のもう一つの持ち味たる旺盛な精力を求む者がいるのもまた事実。

コイツにはまだ道具として役に立って貰わねばならない。

スカート越しに愚息を見下ろしていた出流の携帯に着信、アキからだと解りそれに出る。

「もしもし?」

「…………。」

無口なアキだと知らなければ無言電話と間違える所だ。

劣等抜け道場にいるのか気合いや打撃音、僅かに銃声も混じって聞こえる。

出流は耳をすまし蚊の鳴くようでいて常に不機嫌なアキの声色をどうにか聞き分ける。

奥の院、そこの情報を持つ劣等科生徒を見付けたという話。

ただし紺色時代に一度倒した相手、よりによってあの幕辺壷美である。

学生カルト集団、憂国十字軍。

山吹組による壊滅的な打撃、同時期に親元の宗教団体が摘発。

落武者狩りでほぼ全員が劣等堕ちとなり、残りはダメージが大きくモルモットにすらなれず、病院のベッドや車椅子で退学通知を受け取った。

出流もその程度は小耳に挟んでいた、珍しい話でもない。

そして罠かもしれない、だが会ってみるべきだろう。

待ち合わせは劣等科の外れにある四畳半程度のプレハブに十字架を置いただけの簡易聖堂。

アキの実家が日曜礼拝程度のキリスト教徒であり、そこから幕辺との接点が出来たそうだ。

「いい…ご身分…らしい…な。」

老婆にも似たたどたどしい口調、右膝を壊したのか痩せ細った身体を傾け杖を突いている。

にも拘らずこの覇気すら感じさせる不遜な態度、外道であれ一軍を率いた将に違いはないのだ。

落武者狩りやリンチ・凌辱の数々から逃げ延びた現在。

未だ彼女を養うべく身体を売る者が残っているという。

「情報の見返りは、何がいいのかな?」

「黙れ俗物めが、お前は地獄を迷え、それが私の望みだ。」

高飛車な態度も相変わらず、幕辺は尊大な口調で勝手に語り始めた。

長々とした口上を要約すると、十字軍が白鳳会へ傘下入りすべく、交渉に出向いた時の事だそうだ。

「白豚の用な黒服に、門前払いを喰らった帰りがけ、その女が誰か『見えないお友達』と、話している様にも見えた。」

色々と可哀想な女子の話にも、出流は根気よく耳を傾ける。

「白服の一部生徒には、奥の院への通行証が、発行される、という話だ。」

盲点だった、一般生徒が劣等科に客として出入りできる様に、奥の院にもそうした抜け道があるというのか?

話を聞きながら幕辺の様子も気になる。

かつて戦った敵同士だが、あの時の大将の面影は残しながら、やはり劣等に落ちた影響はそこかしこに見えていた。

やせ細った身体にアンバランスに膨らんだ胸元。

シスターの法衣に身を包み込むも、溢れ出てしまう牝臭。

小刻みに身体を震わせ落ち着かない様子なのは、唯の苛つきではないのは分かる。

それに気になりながらも聞きたい事は沢山ある。

しかし、荒々しく聞こえてきた外からの足音に彼女は忌々しげに言葉を止め、控えていたシスター姿の少女に顔を向けて合図した。

「八霧さん、後は私達が伺います・・・」

何かが始まる。

それが何かは容易に想像できたが、ここに出流が居ては邪魔なのだろう。

素直に従い、隣室に移動する。

そこには暗い表情のシスター達。

彼女達も何があるか理解しつつ、ここで待つしかないのだろう・・・

そして、ここで行われる事が、劣等科での彼女達の現実であろう。

追い返されなかった事は、これを見ていけと言う事だと理解し、出流は幕辺の様子を伺う。

十字架をしっかり握り、一人で祈りを捧げ始めた部屋に、男たちが荒々しく踏み込んだ。

「迷える子羊達よ・・・懺悔か?・・・」

彼らに背中を向けたまま祈る幕辺は、そう言い放つ。

やや尊大さはあるものの、その声は多少震えていた。

にやにやと笑う男達は、勿論礼拝どころか信心の欠片さえ持ち合わせたい連中だ。

「そんなの決まってるぜぇ」

「ハメ放題の壺美マ○コに決まってるじゃねぇか!」

「いっその事、肉壷美に改名しちまえばどうだ!」

まさしく平均的な正統派DQNと言った所。

出流は基本的にこう言う連中が嫌いなので、幕辺がかつて敵であったとか関係なく怒りがこみ上げてくる。

しかし、出流の周囲のシスター達は、嵐が過ぎ去るのを待つように祈りを捧げる以外動こうとしない。

恐らく、幕辺のあの性格だから入って来るのを潔しとしないのだろう。

男達はにやにや笑いながら、幕辺を礼拝台に押し倒し尻を捲り上げる。

痩せた身体の割にはボリュームは残る尻はアザだらけ・・・

礼拝台に押し付けられながらも、幕辺は十字架を握り祈りの言葉を唱え続ける。

そして、一人の男が前戯無しで貫くと容赦無く華奢な身体を強引に突く。

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