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陣陽学園〜Fight School〜
官能リレー小説 - 学園物

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陣陽学園〜Fight School〜 64

すぐにパッと解放されたが、確かに美智江の親指は睾丸の滑らない位置を的確に捉えていた。

「あのな?そんなんトボケられたら意味ないんだよ?おわかり?」

「はい…でも…。」

出流が人質の無事に安堵した矢先、今度は真麗愛の金的蹴りが飛んできた。

模範的に両膝で勢いを殺したが僅かに軌跡を変えた爪先が金的を打つ。

反応が遅ければ確実に両方潰れていただろう、ギリギリ無事だった股間を押さえ今度こそ出流は沈黙する。

「わかんないかな、ただ潰したって新しく作られたら一緒だよ?」

新しく作れない部分に容赦無い蹴りをくれた真麗愛の手元には特殊警棒、目測を狂わせる為に縮めた状態だ。

「にぃにだって考えがあって行ったんだから…。」

美智江に比べて真麗愛の反応が厳しかった事にも合点がゆく、彼女が一番辛いのだ。

「す…すみません。」

美智江が間に入り出流の頭を撫でる。

「思った気付いた事の共有は大事、でも相手を気遣ってやんな。」

出流の実直さ故に空気の読めない所は否めない、代わりに物理的な意味での敏感さは人一倍だ。

「大きな声じゃ言わんけど、彦一兄さんが何か渡してたろ?」

「あのドル札やっぱニ…。」

言いかけた所で出流を凄まじい頭痛が襲う、美智江の握力で頭蓋骨が軋んでいた。

「考えて喋れっての?警官いるんだぞ?」

「うー!うー?」

同意を示して解放された出流は既に涙目、朝から何度の金的や頭部を狙い打たれた事か。

丁度今、救急車で運ばれた三流モヒカン達と大差ないではないか。

「まぁいいや、アタシ達も代門の命にかけて巡回だ巡回。」

と美智江は、事が収拾して巡回に戻る警官に手を振り見送った。

たまたま丁度その警官の向こう側、抜き身の刀を引っ掛けた赤髪チャラ男の黒服。

俺カッコイイ?といった具合で色々と勘違いしたのか、ニヘラと笑って美智江に手を振り返す。

きっと美智江か真麗愛を口説いて叩きのめされるだろう。

事と次第では自分が始末を付けようと出流が思案した矢先、自転車を引いていた先程の無愛想な警官が彼に声をかけた。

「鞘はどうした、武器携帯時は常に…。」

「ふぅん?」

気取ったひと呼吸の刹那、見た目はチャラいが黒服に恥じぬおこりなく素早い太刀筋、制帽でも飛ばしてやろうとしたのだろう。

したのだろうが、警官が人差し指をかざした瞬間、彼はアスファルトに叩き付けられ白眼を剥いていた。

あんな学園のあるそんな街、だからこんな警官が普通に巡回しているのである。

勿論、この周辺の警官は皆、陣陽学園の卒業生である事は言うまでもない。

こうして巡回を終えた出流。

出流にとって試練の時間はこれからである。

幸乃や紺服達との稽古の時間。

彼にとっては『肉便器』から這い上がる唯一のチャンスなのだが、勿論一朝一夕で勝てるべくもない・・・

当然の如く打ちのめされて、今日もまた肉便器生活。

裸に剥かれると首輪を付けられ、そのリードは幸乃が持つ。

出流だけでなく椿も同じように全裸で首輪なのは、これも肉便器扱いの一環なのだろう。

二人のリードを引いて皆の前に行く幸乃。

これでも劣等の扱いより優しいらしい。

そして命じられるのは全員のフェラとクンニ。

肉便器の主たるお仕事である。

「おう、ちょっとは上達したじゃねぇか」

ニヤニヤ笑いながらパール入りの竿を二人に舐めさす彦一。

リードするように舐める椿の横で、出流も顔をしかめながらも舌を動かす。

因みに上下関係絶対なので嫌がると待っているのは折檻。

これでも、劣等よりすこぶる優しい。

嫌であれ尻をガンガンに突かれるよりマシなのは理解した出流だから、椿にレクチャーされながら舐めたり咥えたり。

精液ごっくんまでやればとりあえず許してもらえる。

実はこのフェラの方がまだマシなのだ。

クンニに関しては相当覚悟がいる。

この一件で陵辱輪姦乱交に及んだ女子が大半。

複数の男のモノが混ざったままを持って帰ってくる訳だ。

それは本当にえづくぐらい強烈だった。

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