学園の牝 44
そう本来、肉便器とは男子生徒にとって単なる性欲発散の道具に過ぎない。
そして肉便器は如何なる男子生徒と行い男子生徒の命令に従い男子生徒を満足させなければならない。
それを肉便器は拒む事が許されない…
それは卒業後、性のスペシャリストなる肉便器の定めである。
当然、木野姉妹も肉便器である以上その定めに従わざろう得ない。
“じゃ…あんな奴らがあの双子の所に来たら…”
敬一がそう思うともどかしい気持ちにさいなわれる。
定めに従うしかない双子に自分は精液を双子にぶっかける事しか出来ないもどかしさ…
勿論だが、その定めを絶つ方法はある。
双子を専用奴隷にすればよいのだ。
だがそう簡単に事は運ばない。
肉便器を専用奴隷する事自体めったに無く、ここ十年一回も無いのだ。
それに家族が許さないと敬一が思ってしまう。
そう…状況では双子を専用奴隷にするのは考えられないのだ。
“俺は…俺は…”
敬一はまるで逃げるようにそのトイレから走り去り、寮へと向かったのだった…
その頃、浩二達は例のゲームの真っ最中であった。
「「んっ・・・あっ・・・はぁ・・・」」
「はぁはぁ・・・。いかがですか、浩二さま?」
「はむっ。んっ、んんっううっ!?」
「おおっ?いいぞ、琴!明日香もこの短時間によくここまで仕込んだ!
ほめてやるぞ!」
その言葉に、明日香は歓喜と情欲に彩られた、何とも言えないとろけた表情になる。
今、浩二のいる場所は寮の風呂場。
浩二は帰ってくるなり、奴隷頭の明日香に招かれ、接待を受けている。
最初のお相手は明日香・葵&睦・琴の4人である。
明日香としては考えとして二つのものがあった。
まずは自分達が浩二に満足してもらうのが一つ。これは基本中の基本である。
そしてもしもそれがかなわないならば(不本意ではあるが)、琴が浩二を満足させることのサポートをすることがもう一つである。
理由は簡単、たとえ自分達が孕ませてもらえなくても(―明日香曰く、昔から御主人様は孕ますことよりも、私達を犯す事の方がお好きですから―らしい。)、琴のみが孕むという事だけは絶対に避けたかったからである。
幸い、この新入りに妊娠したいという意思はなく、
お互いの目的のために協力し合うことができた。
こんな状況でなければ奴隷の心得と言うものを1から叩き込んでやりたいところだが、時間もないし、主の浩二もそれを望んではいないだろう。
ご主人様の期待に応えること。
それは専用奴隷に課せられた使命の1つだった。
そこで明日香が行ったのは、今まで自分たちが覚えた性技を伝授してやることだった。
もちろん、女に戻りきれていない琴は嫌がったが―。
再三の話し合いの末に何とか説き伏せることに成功した。