香港国際学園 43
才英の言葉に既に裸になっていた2人は、才英の服も引っぺがす。
そして悠里と眞澄の視線の間にまたもや火花が散る。その2人の後ろに竜と虎が対峙しているように才英には感じた。
(いい眺めだけど・・・怖すぎるっ!)
少し顔を引きつらせる才英。そして先に動いたのは悠里だった。
才英の股間に跨るように、怒張した肉棒の上に腰を下ろそうとする。
「ばかっ!・・・悠里も初めてだろっ!」
才英の言葉ににやりと笑う眞澄を見た悠里は、まるでムキになったように肉棒の上に腰を下ろしたのだ。
「ぐぅっ!・・・」
流石に悠里の無表情な顔も少し歪み、目には涙が溜まる。
若干、頬が朱に染まり、涙で潤んだ目をした悠里に、才英は強く反応してしまった。
「なんだアタイのこと処女とかいって、アンタも処女じゃないか」
眞澄は一番気にしていたのか、喧嘩の最中に相手が放った言葉をうろおぼえとはいえ覚えていた。「…違う…」
「なにが違うんだい!?人の事散々バカにしてたくせに!!」
「…私が言ったのは、「膜破る度胸もないくせに」って言ったの…私は、違う…才英の為なら処女を捧げれる…」
悠里は視線を言葉の途中から才英に向けていた。その眼からは強い意志が感じられた。
初めて受け入れる男性器とはいえ特別大きいという訳ではない人並み?のサイズ。幸い出血もなく根元まで収まる頃には峠を越したようだ。ゆるゆると腰を上下させている悠里の表情から、こわばった部分が消えてゆく。眞澄との争いなどどうでもよ い…いや、今自分は最愛の人とひとつに繋がっている。ただ純粋にその喜びを噛み締めていたかった…。
悠里は形の良い乳房を揺らしながら才英の上で跳ねる。
流石に圧倒的な大きさを誇るK点越え(100cmオーバー)の巨乳の持ち主『A組のスイカップトリオ』・・・才英達B組の男子にとって体育の時に会えるアイドル的存在、鈴木誠一、吉良奈々子、新谷絵里子の乳揺れには比べるべくも無いだろうが、下で見る才英にとっては悠里も素晴らしいものであった。
相変わらず無表情だが、若干の表情の変化が悠里の興奮を表していた。
2人の絡みに眞澄も唾を飲み込みながら無言で眺める。
眞澄の身体は火照り始め、秘部は潤み始めてきたのだ。
才英は成り行きまかせで…悠里は対抗意識にまかせての交わりだったが、互いに絆のようなモノが芽生えていた。そして眞澄もまた…この二人に割って入っていいのだろうか…と疑問を抱き始めていた。 「悠里…もう…」「始めて…名前で呼んでくれたな…?」二人のリズムが一体に、身体の相性や性技ではない、心と心の繋がり。『‥‥‥』