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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 27

「分かった!任せたぞ、夜栄!」
やっと行きやがったか…もう少し状況を理解して欲しいな。誠一を捕まえるのは茜を捕まえ足がかりにすぎないのだからな。「さて、ケイさんよ」
「あ、はい。何でしょうか?」
ビックリしているようにも見えなくもない。まさか本当に動揺していたのか?
「誠一が茜を匿ったのは俺がそうしろと言ったからだ。罰を受けるのは俺であるべきだろう?」
「いえ・・・公主様が『懲罰』と言ったのは今泉茜と鈴木誠一です・・・その決定を私がどうこうできる訳ではありません・・・」
ケイと言う少女はそう言う。
「じゃあ・・・俺はマコを逃がすために抵抗させてもらうか!」
「無理だと思いますよ・・・」
夜栄の言葉にも動揺する事無くケイは言ってのけ、後ろを見る。すると男達に抱えられるようにして誠一が連れてこられたのだ。
「なっ!・・・風紀委員かよっ!」
「備えも無しに、ここまできませんよ・・・」

風紀委員は生徒会直属の実行部隊で、少数のロイヤルガードを補うべく質、量共に優れた戦闘部隊となっている。
普段の誠一なら遅れは取らないだろうが、今は女の身体の上、夜栄との激しいセックスで体力を消耗していたので不覚を取ってしまったのだ。
「服をひん剥きなさい・・・」
ケイは冷徹に命令を下すと、風紀委員の男達は誠一の衣服を嬉しそうに剥ぎ取る。
「おいっ!・・・そこまでする事ないだろっ!」
「貴方が逆らうからでしょ・・・本当にこれ以上抵抗するなら風紀委員に彼女を犯させますよ・・・」
夜栄の怒りの言葉にも、あくまでも冷徹に言い張るケイ・・・そして風紀委員に両脇を抱えさせ、まるでさらし者にでもするように誠一を抱え連れて行かせる。
「頭悪すぎよ・・・大人しくしてればこんな結果にならなかったのに・・・」
ケイはそれだけを言い残すと、全裸の誠一を連れて行ってしまったのであった。

「全く、何でこの甲良さまがこんな事をせにゃならんのか…第一風紀委員長が出張るほどのことかよ…」
その風紀委員の委員長がこの男、間野 甲良(まの こうら)である。
やる気が無さそうだが、かなり強かったりするし、口は悪いが風紀を愛する男だったりする。
「それになー、今泉姉妹を更正させるならともかく、誰だよ、この鈴木誠一ってのは…全く生徒会長様の考えることはよく分からん。二年だし」
不満を吐き出しつつ向かってきた生徒会室。二回ノックし「失礼するよー」と間延びした挨拶をする甲良。「んで、用ってのは何かな?生徒会長様」
主姫が何も言わないうちにとっとと話を進める甲良。

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