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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 197

理人は不意をつかれた為にダメージが大きく立ち上がれない。
「間違った、選択?」
「君は戦闘機械として上に立っているゴルドーを倒すために、自分も戦闘機械としているんだ。でも、機械は自分の限界を超えられない。君が自分よりも強い戦闘機械のゴルドーに勝つには、どうすればわかるよな?」
みことの言葉を黙って聞いていた理人はそのまま立ち上がる。
「ああ、やってやるさ。」
理人が集中するように目を瞑ると、足下から龍のような半透明の物体が理人に絡みついていく。
「あれは・・・・?」
「森羅万象の氣を自らの氣と混ぜ、龍の氣とする。そして、それを体内で爆発させて戦うのが古来から橘家に伝わる終の闘術。『龍神』」
公主の問いにみことが答える。
「ずうっと昔に神が橘家の先祖に教えたのさ。」
「・・・・これでいいんだろう?みこと。」
いつのまにか、理人がみことと公主の後ろに立っている。
「スピードだけは公主と同等みたいだな。戦ったら間違いなく、俺が負けるけど。」
「文句なしの合格さ。さぁ、後のみんなも一人ずつかかってきなさい。勝たないと、誠一救出には参加させないからさ。」
みことはにっこりとして、全員を見る
「なら、僕が行こっかな〜♪」
みことの前にやなくが躍り出る
「理っちゃんは自分の限界を人間として超えちゃったしぃ、そろそろ僕も一皮剥けたいところなんだよねぇ」
「それと、もう一つ…」
やなくは言葉を続けた…

「そろそろどうにかしないと、あれ生の限界こえちゃうよ〜」
やなくの視線の先には、顔が紫色になっている才英がぶらさがっていた…。
すでに気を失い欠けていた才英だが、やなくの一言でやっと逆さ吊りから解放される。
「し、死ぬかと思った」
「何度目だろーね、そのセリフ」
まだ顔が紫色の才英にやなくが満面の笑みで言う。
「えーと‥‥三回位じゃないのか?」
と理人。
「いや、五回は言ってる気がする」
と顔に引っ掻き傷をつけた(瞳につけられた)剣護
「下手をすれば十回は言ってるな。」
と刀機。
「じゃあ、僕は六回ね」
「なら、私は四回で」
いつのまにか人の生死を彷徨ったセリフでトトカルチョがはじまっている。

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