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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 17

まあ最高ランクといっても、やはり相性や弱点の問題も絡んでくる訳だ。碧の様に相手が特定できていればいいのだが、茜の場合、戦闘力はともかく団体さんだ…。
−仁義なき生徒達の相手はほんの数秒で片がついた。今泉姉妹、怪力がなくとも並みの能力者相手に遅れをとる事はないが弾薬が残り少ない。なるべく程度のいい銃を選んで点検する…。
保健室の外からスピーカーの声…シュプレヒコールの好きそうなヘルメットと覆面の学生達。「今泉茜!我々は貴様に対しぃ(中略)これより革命的突撃にぃ…!」ぱん、能書きをたれるリーダーの股間にトカレフ弾を撃ち込む、精度は十分だ。「こぉの××主義者めぇ!」「○○思想反対〜っ!」怒り狂った学生達が危ない罵声と共に猟銃を乱射してくる…。
しかし、多勢に無勢・・・茜が押さえ込まれるまでにはたいした時間がかからなかった。
(流石に多すぎる・・・ちょっと敵を作りすぎたかも・・・)
押さえ込まれ、後頭部への一撃・・・茜の意識はそこで途切れてしまった。

・・・一方、誤解されたことにショックを受ける才英達と別れた要達は碧の捜索を始めた。
聞き込みをしながら、心当たりを片っ端から探していく非常に地道な作業だ。

「ん〜、いないわね…」
何の情報もない状況で、この学園から二人の人間を探すのは困難を極めた。
何か知っている人間も少ない。どこに居るか分からない碧よりも、保健室にいると分かっている茜に噂が集中しているのだ。
同じ頃、保健室では。

「待てーい!お前等、今泉茜から離れろぉ!」
叫んでいるのは才英である。
何故かというと、誤解している誠一に
「ほら、かっこいい所見せるチャンスだよ!」
と言われて、まぁ仕方なしにやっているのだ。
もちろんそんなことをすれば、保健室のほとんどの奴に睨まれる。その数ざっと200人。「行くわよ!マコちゃん!」
「おう!」
この二人がそろって戦うのはほとんど反則だろう。
誠一は膨大な電力のある夜栄から、電力を充電しつつ戦えばいいのだ。

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