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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 127

「笑い事じゃないわよ。
 ちゃんとご主人様のことを考えているのはうれしいけれど。
 もう少し奴隷としての自覚を持ってもらわないと困るわ」
「あはは・・・。じゃ、そろそろ私たちも行きますかっ!」
「そうね。あの様子じゃ湊たちとまたひと悶着もめそうだし」

茜は心底楽しそうな様子で。
明日香はちっとも奴隷らしくない新入りにため息をこぼしながら。
悠々とした様子で主人のいなくなった教室から立ち去って行った。
事態を飲み込めないギャラリーたちは、ただ呆然とそれを見送ることしかできずにいた。

――――

その頃。浩二を引きずりまわす琴はというと。
誰もいない適当な空き教室を見つけ、浩二をそこに放り投げていた。

「あいてッ!?な、何すんだよ、このバ・・・かぶっ!?」

浩二が文句の一言でも言ってやろうと起き上がった瞬間、彼の顔に何かが投げつけられた。
見てみればそれは琴の着ていた学生服。
今の今まで着ていた服のぬくもりがまだ残っている。
しかし話はそこで終わらない。
制服のズボン、Yシャツ、Tシャツ、パンツに靴下と次から次へと琴の服が投げつけられる。

「なっ、何すんだ、このバ・・・カ?」

さすがに頭にきた浩二が再度文句を言ってやろうとして、言葉を失う。
そこには顔を真っ赤にして仁王立ちする琴の姿があった。

「おい、浩二!Hするぞっ!!」
「・・・はい?」

浩二は思わず自分の耳を疑った。
自分を男と思い込んでいる琴が、自分からHしろだなんて言うと思わなかったのだ。
しかしそれが空耳でないことを照明するかのように、琴は叫んだ。

「何をバカ面してるんだっ!?
 せっかくこのぼくがその気になっているのに、ヤリたくないのかっ!?」
「い、いやそんなことは・・・」

琴の剣幕にめずらしく浩二が言いよどむ。
そんな煮え切らない彼の態度が気に触ったのか、それとも裸身をさらす羞恥に耐え切れなくなったのか。
琴は浩二のYシャツをつかむと、力任せに両側に引っ張る。
当然ボタンは吹き飛び、浩二のたくましい胸板があらわになる。

「お、おい琴!?」
「や・・・やかましいっ!今、ぼくはヤリたくって仕方がないんだっ!
 ヤる気がないなら、ぼくがオマエを犯してやるっ!」

琴はそう言うと、いきなり浩二の唇を奪った。

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