陸上部で唯一の男 5
陰茎が勃起していくと、
「大きさはそんなに変わらないじゃないか。まあうちの部長とかも大きさよりも硬さに拘る方だけど」
互いに相手の陰茎を触ってみて、
「治、お前だって勃起したらこんなに硬くなるのか」
隼太も治もいくつかの競技に参加する事になっており、
「着替えでこんなにかかる訳無いでしょ」
明美が扉を叩く音がしたので、
「そろそろ行かないと不味いな。治、これで失礼するよ」
隼太が急いで更衣室を出ると、
「遅いわよ。早くしないと失格になっちゃうでしょ」
「すいません」
すると治が所属する陸上部の部長である綾香が、
「彼があなたのお気に入りのようね」
「確かあなたのとこにも・・・」
明美と綾香は中学の頃からの好敵手であり、
「まあ互いに頑張りましょうね」
全ての競技が終わって、
「あなたとこの隼太君、なかなかやるじゃない」
「でも治君に危うく抜かれそうになるとこだったわよ」
これまでの張り詰めた感じから一転、和気あいあいとした雰囲気に互いの学校の部員達は、
「さっきまでは無言で睨み合っていたのに」
そこへ隼太と治がやって来ると、
「あなた達、シャワーで汗を流してきてね」
「そうそう、ささやかだけど・・・」
綾香の目配せに治は、
「そういう事か」
更衣室でシャワーを浴びているところに明美達が入って来て、
「さすがに他校の部員も一緒だから・・・」
明美は隼太、綾香は治の陰茎にそれぞれコンドームを着けるのだが、
「あの、普段はこんな事しませんよね」
隼太が困惑すると、
「まあ、細かい事は気にしなくて良いのよ」
数日後、
「隼太、大会では良い記録が出せたそうじゃないか」
家族の事情で出場できなかった由紀子が声をかけると、
「まあ、そうですけど・・・」
するとそっと耳元で、
「他の学校の連中を相手にしていてここがフニャフニャになっていないかって心配だったが」
「ちょ、ちょっと」
トレパン越しに陰茎の硬さを確かめ、
「よし、次もこの調子でやってくれよ」
「副部長もあんなに強く掴まなくても」
部活を終えて帰る途中、治とばったり出会って、
「隼太、うちの部長が...」
何でも綾香が懇親会を開くのを提案したらしく、
「余所の学校からお誘いとはね」
「部長に副部長」
「治君だったわね。綾香には是非とも参加させてもらうって伝えて」