BLUE☆EYES 10
じゃぁ今までの僕はなんなんだよ!
僕は鏡に映った姿をじっと見た。
愛くるしい瞳がじーと僕を見つめている。
「か、かわいい…」
ふっくらとしたピンクの唇が色っぽい。
ニッコリと鏡の前で微笑むと、それだけで僕の心臓が高まっていく。
「……ドキドキ…」
見れば見る程、美しい女の肢体。もし、こんな綺麗な女の子を思い通りに出来るんなら…
ククッと前屈みになりながら、指で体のラインをなぞると、まるで鏡の中の美少女が
僕を誘っているみたいだ。エッチな男の心が頭をもたげてくる。
「で、でも…今の僕は…」
『あらぁ、いいんじゃないの?男の子が女の子の体に興味があるのは、変なことじゃないわよ』
「…へっ?」
鏡の中の女の子がそう言ったのか?
誰かの声が聞えたような気がする。
そんなバカなと思いつつ、鏡を見る。
『その体は、とてもエッチで感じやすいみたいだね。キミ自身でもあるんだから、好きにしていいじゃないの?』
「好きにしてって…だ、誰だよ、お前は!」
『ふふっ、そんな事はどうでもいいでしょ?その体に興味はないの?』
「うっ。で、でも、今の僕は女だから…」
『もぉ、誤魔化さないでよ。キミって本当にウブなんだね。自分で慰めればいいのにさ』
「そ、そんな事…」
『ふふ。もう我慢ができないようね』
「…え!?」
僕は、いつの間にか両手で胸を包み込んでいた。
そんな…どうして…
「…ぁ…んっ……」
まあるく形の良い乳房は、華奢な体に似合わず大きい。
柔らかく揉むたびに甘い疼きがくる。弾力も申し分なく飽きが来ない。
女性の体に触れた事のない僕にとって、生まれて初めての経験だ。
「はふ…ぁあ…ああ…お、男なのに…こんな事を…」
自分の体とは言え、女の子を犯しているという罪悪感が、僕の手の動きを止めた。
はぁはぁと肩を上下させる。
『あらあら。そんな事をしなくていいのに』
「だ、誰が。無闇にエッチな事なんか・・・」
『あはは。君は心ではそう思っても、体は正直よね。ほら、おっぱいをみてごらんよ』
「…あ!」
見ると、ピンクの先端がいやらしく勃起している。
釣鐘型の美巨乳は、型崩れもなくピンと上向いている。
白く充血したそれは、とても扇情的。その様子は、まるで僕を誘っているみたいだ。