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BLUE☆EYES
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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BLUE☆EYES 8

「そ、そんなぁ…ボク…」

いつもある立派な竿もなく、つるぺたの股間。
しかも毛の全くない所には、一本の筋があるだけ。

「そんなそんな…こんな事って…」

今気が付いたが、声もやけに高い。それも鈴を鳴らしたような綺麗な声。

「まさか…オン…」

喉まで出かかった言葉を思わず飲み込む。
この体は昨日までの見慣れた体じゃない。そう、まるで…
僕は上半身裸のまま肩を落とし呆然としていた。

コンコン…

『薫お姉ちゃん。起きているの?』

凛の声だ。どうしよう、これは病気だ。僕はとんでもない病気に掛かったのかも…
僕は腫れあがった胸を手で掴んだまま、焦っていた。
ガチャリとドアが開くと、凛は僕の姿を見て目を見開く。

「り、凛…」
「お、お姉ちゃん…」
「あ、あのな。凛、こ、これは…」
「あ〜ん。またおっぱいを育ててるぅ!!」
…はいっ!?

「いいな、いいな。薫お姉ちゃんのおっぱい。大きくて綺麗で羨ましいよー」
「あの……り、凛?…ひゃぁ!?」

いきなり凛が、僕の膨らんだ胸を掴んだのだ。むにゅっと掴まれたせいで、僕は思わず
声を上げてしまった。

「すっごーい。お姉ちゃんのおっぱい、Fカップくらいあるじゃん。また大きくなったんだぁ」

あうう。この子、キャラが違ってるよ。
凛ったら。もぉ、一体どうしたの?いつもの調子と違うじゃないの。
どうして掴んだだけで、私の胸のサイズがわかるのよ?
たしかにこの胸は、大きさ、形、柔軟性が申し分ない美巨乳なんだからね。
…あれ?巨乳って…はて?

「り、凛。いつまで掴んでいるんだよ。い、痛いよ…」
「あ、ごめん。あんまり綺麗だから…つい」
「凛っ。なんでボクの事をお姉ちゃんって言うんだよ。お兄ちゃんだろうが?」
「…ええ!?」

驚く凛。そんな顔をするなよ…
「や、やだなぁお姉ちゃん。あはは、冗談がキツイよ。こんなに綺麗なお姉ちゃんが
お兄ちゃんて言うなんて変じゃん」

綺麗?お姉ちゃん?お前、何を言って…
チラッと部屋の隅にあった姿見を観る。
そこに映った自分の姿を見た時、僕は言葉を失った。

「……!!」

それは見事な肢体だった。
身長は160を少し切るくらい。睫毛が長く愛くるしいつぶらな瞳に、鼻筋が綺麗に整った顔。
光沢のあるふっくらした唇は、見る者を思わずドキっとさせる妖しい色気を持っている。

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