BLUE☆EYES 5
うわぁ、レズなんて初めて観たよ。
絡み合う体と体はまるでのたうち回るようにお互いを貪っているようだ。
2人は、上半身体育着に下半身を剥き出したまま、お互いの性器を擦っている。
僕はいつのまにか膨れ上がった竿を擦って夢中で見ていた。
『ぁあん…ぁあ…ぁあん、あん…』
『どう?美鈴。…オトコなんて嫌でしょ?』
『ぁん…は、はい…』
『ふふっ、いい子ね。あなたって本当に可愛いわ』
ガタ…
「そ、そんな…」
物影にいた僕は思わず立ち上がっていた。
そんな…三条さんが…
「す、蘇芳…君…」
僕に気が付いて呆然となる美鈴さん。
慌てて姿勢を変えるが、そんなのはどうでもいい。
「そんな…美鈴さん…そんなそんな」
僕はその場から立ち去った。
うそだ。三条さんがそんな…
そのまま学校から帰った僕は、部屋ベッドに潜り込んだ。
好きだった女の子の意外な事実。それを目撃した僕。
そんなそんな…全部嘘だ。
ベッドの中で僕は泣き明かした…
―― メタモルフォーゼ ――――
『……そろそろだね』
いつのまにか眠ってしまったようだ。僕はまたあの夢をみていた。
今度はどこかの公園で、あの美少女と2人っきりのシチュエーション。
ベンチにお互いが座っているという思わぬ展開に、僕の心臓はドキドキと鼓動を早めた。
彼女の服装はピンクのニットにジャケット。
紺のタイトミニスカートとブーツいった昨日の夢と同じ服装で、僕の横にいる。
うわぁ。心臓に悪いよ。
『くすっ』
彼女が笑っている。僕は思わず真っ赤になってしまった。
『本当にウブなんだね。ボクの横でそんなに緊張する事はないのよ』
「で、でも…」
緊張している僕を他所に、彼女は膝まであるロングブーツを揃え
しっかりと短いスカートの裾を整えている。
彼女の白く華奢な手が僕の腕を取った。
『これから、いつもキミの側にいるんだよ。そんなに固くならなくてもいいんじゃないの?』
彼女が僕に寄り添ってくる。
ふわりと柔らかい髪がかかると、甘い匂いが鼻につく。彼女の自然な体臭だ。
香水なんて目じゃない。ほんのりと甘くて何とも言えない、いい匂いだよ。
「そ、そんな事。き、君が、あまりにも綺麗だから……」
『うふふ、ありがとう。そう言ってくれるなんて嬉しいよ』
彼女の頬がさくらんぼのように染まっていくのがわかる。
わわっ、なんてかわいいんだろう。あの吸い込まれそうな青い瞳が僕を見ている。
『えへっ。ボク自身に言われるなんて、変な気分だけどね』
ぺろりと舌を出す彼女。
「え!?今なんて……!?」
そう言うとした時には、僕の唇は彼女に塞がれていた。
目を閉じ、うっとりとしながら、彼女は僕の唇に吸い付いていく。