BLUE☆EYES 32
「くううん、ち、ちがう。だ、だれが…痛ぅ!」
僕が顔をしかめていると目の前にいるもう1人の男がスカートを捲くりあげ
パンティの股間部分に顔を近づけている。
「へへっ、コイツ感じていやがるぜ。オ○タが濡れてきたぞ」
「くっ!ちがう!僕は濡れてなんかいない!」
「じゃぁ調べてやるよ」
男が僕のパンティをずり下ろし始める。
犯される!?
脳裏にその言葉が浮かんだ。いやだ、男の僕がこんな奴等に犯されるなんて。
でも女の子の力じゃとてもこいつらを倒す事も逃げ出すことも出来きやしない。
どうしよう…そう思った時だった。
「あらぁ?貴方たち、そんな小娘を相手にしているわけぇ?」
凛としたソプラノ声。よく見れば、入口にショートカットのお姉さんがいたのだ。
少しあどけない顔に、スレンダーだけど体にフィットした際どいボディースーツ。
口に手を当て、時折しなをつくりながら僕の方を見ている。
どこかのコスプレイヤーかと思うくらいだ。
「な、なんだテメーは、いつのまに?」
「はあい。表に見張りがいたみたいだけど、寝てもらったわ」
あっけらからんと彼女が答える。
「なんだと?てめー、タダですむと思うなよ」
「まぁまぁ。そんな小娘を相手にするよりもあたしを相手にしない?サービスして
あげるからさ」
「けっ!娼婦かよ。今は取り込み中なんだから後にしてくれ」
「そうかしら。今じゃないと困るのよねー」
お姉さんが笑っている。なんて人だ。
数人の男達に囲まれているのに、そんな平気な顔をしているなんて…
「うふふ…キミって美味しそうね。んんっ…ちゅぷ…」
いきなり激しいキス。彼女は近くに居た男に、むしゃぶりついた。
男達の間から驚きの声があがる。
「んん…ちゅぷ…んん…ふふっ、けっこう溜まっているのね。やりがいがあるわ」
そう言いながら、お姉さんは男に抱きつき、激しいキスを続ける。
その様子に周りの男達は苦笑しながら…
「しょうがねぇな、この女。よほど俺達としたいらしいぜ」
「そうっスね。このガキよりもいいかもしれませんぜ」
男達の言葉にお姉さんは不適な笑みを浮かべている。
「ちゅぷ…うふふ、やっとその気になったようね。んん…」
男から離れた彼女は、自らボディスーツの胸元にあるファスナーを降ろしていく。
むにゅー、ぷるるん♪
あっ!?お、お姉さんさん、ノーブラだったんだ。
スレンダーなボディに似合わない、形のいい大きな乳房が揺れている。
垂れる事のない爆乳は、ピンクの先端をつんっと上向かせて自己主張していた。
僕だけではない。周りの男どももお姉さんの大きな胸に目を奪われていた。
その間もじーっとファスナーが降りていく。
「うふふ。まだまだよ…」
ボディスーツが下がるたびに、きゅきゅ…と絞られ、くびれのある女性的な曲線が現しはじめる。
ひも状のパンツに包まれたお尻は肉感的で垂れ下がらず、上向きの健康的な張りを保っていた。
「はふ…あ……あん」
興奮しているのか、お姉さんは時折、甘い吐息を出している。
あれ?何だかお姉さんの顔が変わったような気がする。
薄めだった唇はふっくらとなり、垂れ気味だった目元が切れ長へ。
まるで見えない手によって顔のパーツが書き変わっていく。
「あっあん、あはぁ」
わわっ、なんて色っぽい声なんだ。いつのまにかお姉さんのソプラノ声が少し低くなり艶を帯びている。
ショートカットの髪の毛が急速に伸び始め、今は肩口を越え、背中に届いていた。
同時に根元から、鮮やかな桃色に染め直されていく。