BLUE☆EYES 18
――― 淫夢 ―――――
ランジェリーショップ『Floral』
高級ブティックで、デザインや機能の優れた下着で定評がある。
こじんまりしたお店だが、外見はヨーロッパ風になっていて
どこかお菓子の家って感じだ。
「いらっしゃいませー」
店内の明るさに圧倒される。
男なら絶対入れない女の聖域。僕は初めて足を踏み入れようとしている。
場違いな雰囲気で、ついきょろきょろと見てしまう。
「何お姉ちゃん、緊張しているの?」
「べ、別に。緊張なんかしてないよ」
「そう?いつも来ているのに変なの」
そうなの?うーん、ここでは常連なのか。
奥からひとりの綺麗な店員さんが近づいてくる。
「いらっしゃい。まぁまぁ、薫ちゃんに凛ちゃん。お買い物かしら?」
「あ、夏樹さん。私、お姉ちゃんの下着を買いにきたの。そうそう、サイズを
測ってくれますか?今朝見たらびっくりしちゃって」
「まぁ。凛ちゃんは相変わらず、お姉さん思いねー。いいわよ」
茶髪のショートヘアに、モデルのような整った顔。
背が高くて、ミニスカートの制服もばっちりのお姉さん。
名札には『店長:牧野夏樹』とある。
凛の知り合いなんだ。
「じゃー、薫ちゃん、試着室に来てくれるかな。ちゃんとサイズを測ってあげるわ」
「は、はい」
試着室。
僕は履いていたブーツを脱いで、試着室に入った。
凛は他の下着を見てくると言って、他に行ってしまった。
室内は夏樹さんと2人だけの密室だ。
初めての経験に、どくんどくんと心臓の鼓動が早まる。
「薫ちゃん、お洋服を脱いでくれるかな」
「う、う、うん」
他人に見せるなんて…なんだか恥ずかしい。
僕は真っ赤になってモジモジと内股を擦っていた。
「あらあら、どうしたの?いつもはポンポン脱いじゃうのに」
「えっ?僕はいつもそうしているんですか?」
「そうよ。でも今日は何だか初々しいくて、良い感じね」
「は、はあ…」
何だか拍子抜け。
僕はニットを脱ぎ、ブラウスのボタンを外した。
ついでにスカートも脱いで下着姿になった。
ん?夏樹…さん?
「あ、ごめんなさい。前に来た時よりも綺麗になっているんで、つい見惚れてしまったわ」
「そ、そうなんですか?」
「うんうん。何だかドキドキしちゃうね」
「はぁ…」
元々男なんですけど。
下着姿のまま、夏樹さんの前にくる。
少し恥ずかしそうになっていると夏樹さんの目線が上下する。
「そうねぇ……いっそブラも脱いじゃいましょう。その方が正確に測れるし」
そう言って僕のブラのホックを外す。
ブラを外すと、ぷるんと勢い良くおっぱいが弾けた。
「はぁん…」