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BLUE☆EYES
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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BLUE☆EYES 15

僕自身メイクの仕方が知らないわけだし…

「すっぴんじゃ駄目。私がしてあげる♪」
「あ、いや、いいよ」
「だめぇ!約束なんだからぁ!」
「…はい」

しぶしぶ了承する。
うう…妹に化粧され爪も塗られイヤリングまで付けられる。
僕……本当は男なのに…
しばらく凛にメイクされた後…

「……もういい?」
「………」

凛が固まっている。って言うか、顔を上気させじーと僕を見つめている。
そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど。
「ううーーー」
「お、おい。大丈夫か?」
「きゃうん。もう我慢できなーい」
「わわ!?」
「お姉ちゃん、可愛すぎ!もうだめぇ〜♪」
「や、やめ……り、凛!ちょ、ちょっと…い、いやぁああ」

あうう。男なのに、女みたいな声を上げて……
この後、凛にきっちりと抱きつかれてしまった。
妹のおっぱいが当たって……いや、凛の体ってこんなに柔らくていい匂いで…ああ、もう。

何とか着換え終え、凛に髪を整えもらうとポシェットをもって玄関に行く。

「お姉ちゃん、もう行くよ〜」
「あ、うん。ちょっとまってくれよ」
慌ててブーツのファスナーを上げる。普段履きなれない靴にとまどいながら
踵をトントンと叩き、外に出た。

「いってきまーす」

これは普段と同じ。頬に掛かる風が気持ちいい。

歩くたびに大きな胸が弾む。短いスカートが捲れ、白い太腿に当たる。
髪から出る香りを、風に乗せてふりまきながら歩いていく。

「すごいね。皆お姉ちゃんを見ているよ」
「え!?」

凛に言われ、僕は周りを見渡す。
確かに、僕が行く所誰もが振り向いているみたいだ。

あの男は、さっきから胸ばっか見ているし
あ、あいつは、脚かよ。

スカートがこれ以上捲れないように、お尻に手を当てながら慎重に歩く。
そのせいか、どうも歩き難い。

「なんだか、すごく恥ずかしいな…」

しばらく歩くと、街の中央にある広場に来た。
休日のせいか人が多い。
僕と凛が街路樹の前に立った時だ。
「ねぇねぇお姉ちゃん。あそこのお店、今話題のクレープ屋さんなんだって。
食べてみようか?」
「そ、そうだな」

凛が街路樹から離れた小さいクレープ屋さんを指差す。
ふーん、そういう話題は興味なかったなぁ。女の子達が美味しいって聞いていたけど。
見た所けっこう人が並んでいるみたいだし。

「じゃぁお姉ちゃん。クレープ買ってくるからここで待っていてよ」
「う、うん。お願い」

僕が言うと、タタッと凛が走っていく。
その間、僕は街路樹の所で待つ事にした。

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