王国 6
つまり今、騎士たちは一糸まとわぬ姿であの花の中にいるわけで。
獲物をつかまえた花が何をするかなど考えるまでもなかった。
「きゃあああぁぁぁっ!?」
やがて現実になるであろう、恐ろしい想像に震える中、明らかに男の騎士たちとは違う悲鳴が上がる。
声のしたほうに視線を向ければ、そこには今まさに花に食われんとするエリーゼの姿が。
止める間もなかった。彼女はあっさり花に呑み込まれ。閉じた花弁から彼女の衣服(下着含む)がカインの足元に吐き出された。
信じられない事態に、カインは下半身裸であることも忘れて立ち尽くした。
ムリもない。自分の伴侶になるかもしれない女性が花の化け物に食われてしまったのだから。
ゆえに再起動した彼が反射的に彼女を助けようとしたのは、当然の行動だったのかもしれない。
カインはエリーゼの入っているつぼみに手をかけ、強引に力ずくでこじ開けようと試みる。
人を食べたとは言え、しょせんは花、こじ開けるくらいのことはできるかと思ったのだが、現実はそう甘くない。
閉じた花は開くどころか動く気配すら見せない。
「ぬぐ、ぬぐぐ、ぬぐぐぐ〜〜〜ッ・・・!」
だからと言ってあきらめることなどできない。
カインはあきらめず、こじ開けようと試みる。
するとその思いが通じたのか、かたくなに閉じられた花が突然あっさりとその口を開く。
「へっ?」
思わぬ展開にカインはバランスを崩し、花の中に転がり落ちる。
そして花は何事もなかったかのように再び閉じてつぼみの形に戻る。
・・・確かにカインの思いは通じた。ただしそれは神にではなく、腹を空かせた花の怪物に・・・だったが。
既に下半身を完全に露出していたカインは、花にとって非常にやり易い相手であった。
おしべの数本が彼に殺到する。そして服の中に入り込み、一気にずりあげる。
少年の滑らかな胸板がさらけ出され、すぐさま甘い蜜にまみれていく。
「やめろぉ〜っ!!」
たちまち彼は為すすべも無く衣服を全て剥がれ、一糸まとわぬ姿にされた。
「木こりさん!!」
同じく花の中にはエリーゼがいた。
「エ…エリーゼ姫様!!」
彼女も生まれたままの姿だ。
ドレスの上から見た時もナイスバディだとは思っていたが、やはりそうだった。
大きめの乳房がぷるるんと揺れている。
カインのペ○スはギンギンに勃起し、先走り汁が溢れ出て来た。
だがもう隠している余裕など無い。
それにお互い様だ。
エリーゼの股も、まるでお漏らしでもしたかのようにグショグショに濡れていた。
どうも花粉に性的興奮を促す作用があるらしい。
「ど…どうしましょう!?」
「何とかここから出る方法を考えましょう!」
「…というか木こりさん…だんだん距離を縮めて来ていませんこと…?」
「そ…それはこっちのセリフで……まさかっ!?」
カインはハッと気付いた。
花が蕾を徐々に徐々に狭めているのだ。
あれよあれよと言う間に二人とも肌の触れ合わざるを得ない距離になってしまう。
「き…木こりさん!?木こりさんの…その…アレが…私のお腹に当たっているのですがぁ…!」
「す…すいません!今どけます!」
カインは身をよじってエリーゼの柔らかいお腹に食い込んだペ○スをどけようとする。
だが体中に付いた蜜のせいで滑って上手くいかない。
いや、むしろヘタに動いたせいで、事態は予想だにしない事になった。
「わぁ…っ!!?」
「ひ…ひいぃぃ〜っ!!!?」
なんとカインのペ○スがエリーゼの膣にぬるんとハマってしまったのだった。
しかも一気に奥まで…。
「あ…あぁぁ…っ!!!?い…痛いぃ!!痛いですうぅ!!木こりさぁん!!抜いてぇ!!今すぐ抜いてくださぁ〜い!!」
エリーゼは泣き叫んで暴れた。
彼女は(当然ながら?)処女だった。
痛みもあるが、王子に嫁ぐためにナノカ王国へ来たのに、不可抗力とはいえ一介の木こりに純潔を奪われてしまったのだ。
「ひ…姫様ぁ!動かないで…あっ!…だ…だめですぅ!だめ…あっ!…やば…出るぅっ!!」
一方、カインは初めてのセックス(?)の快感に耐えきれず、一気に上り詰め、エリーゼの膣内に射精してしまう。
「あ…あぁぁっ!!?木こりさんの…熱いのぉ…!!」
ビュクンッビュクンッとペ○スが何度も脈打ち、勢い良く打ち出された精液がエリーゼの子宮に注がれた。