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華が香るとき〜外伝〜
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華が香るとき〜外伝〜 19

「気にしなくていいのよ、中村君。彼は私達を裏切った罰として、喜んでオナニーをするだけだから。私達は鬼じゃないからちゃんとネタも用意してあげてるのよ。だから安心して?」
美奈子は洋介を諭す様に言うと、男教師に経済新聞と裏の男の裸体が載った雑誌を渡す。
「さあ、始めなさい」
「…はい……」
男教師が目の前にそれらを広げるのを確認すると、美奈子は合図を出す。そしてオナニーを始めると、朱美がその様子を撮影しだした。
(ヤバイ…この人達おかしいぞ。先生も変だけど、どうにかして助けるべきか…ん〜、否か…)
「さあ、中村君。こんな男は放っておいて、私達に付いて来て頂戴」
「〜゛〜゛〜゛〜゛」
朱美がカメラを男教師の方に固定すると、美奈子は優しい声色で洋介の首をガッチリとホールドして、洋介を引きずってどこかに連れて行く。
洋介は突然の熱い抱擁により息が出来なくなり、うめき声を出しながら拉致されて行く。

「中村君、ようこそ癒しの保健室へ。私達と楽しい事を一杯しましょうね♪」
洋介は美奈子と朱美に保健室に連れて来られる。
しかし、そこは洋介が知る保健室ではないのだ。
洋介は保健室までの道中、お花畑の世界を散歩していたので余り記憶に無いが、薄らと残る記憶を辿ってみると、確か壁に貼りつけられた人体図のポスターの部分を押して、隠し部屋の様な場所に入った気がする。
「…っっ!!」
洋介の目に入ったのは、SMの女王様の格好の美奈子と、何故かゴスロリの格好の朱美。
しかも美奈子の手にはクマのヌイグルミが抱えられており、朱美の手には鞭である。
(…格好は…似合ってないでもないけど…ヌイグルミと鞭は逆なんじゃない…?)
洋介は今から起こる事など考えず、呑気にこんな事をのたまう。
「さあ、中村君。私達が中村君の童貞を貰ってあげるわね。貴方はもう私達の同志。他の教師はまだ童貞みたいだけど、貴方は楽しめそうだから丁寧に教えてあげるわ」
洋介は美奈子に制服のボタンを一つ一つ外されていく。
「…………」
洋介はその洋介をぼんやりと見ていたが、ふと気になる事があり、尋ねてみる。
「ねえ、美奈子先生?どうして俺が童貞って分かったんですか?」
洋介の様子を見て、簡単に落とせると思っていた美奈子だが、突然の洋介の質問にびっくりしてしまう。
「そ、それは…私の脳内諜報部隊が貴方を徹底的に調査したからよ!だから…貴方が童貞なのは間違ってない…間違ってない…よね…?」
いわゆる当てずっぽで洋介が童貞だと言っていたのだが、洋介にそんな質問をされるとは露程も思わず、美奈子は慌ててしまう。
「もう…美奈子先生、そんな事はどうだっていいじゃないですか。中村君にはっきりと『この歳まで捨てれなかった、処女を捨てる相手を適当に探してたら、中村君が見付かっただけ』そう言いなさいよ」
朱美は今まで黙っていたのだが、痺れがきれたのか呆れた様に美奈子に言う。

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