PiPi's World 投稿小説

華が香るとき〜外伝〜
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 12
 14
の最後へ

華が香るとき〜外伝〜 14

「ねえ、聞いた?何でも凄い人がこの学校に来ているらしいわよ。一人はビシッとスーツの人で、後の人達はコスプレが趣味らしいわ」
学校の生徒達の噂はこんなもんである。
「ふ〜ん、まあ頑張って。俺は忙しいから」
洋介はそれが女の人達であるというのが分からず、いつもの日課のオナニーをしに行こうとするが…
「しまった!今日という大切な日に忘れ物をしてしまった!俺は何をしてるんだ!?今日はあかりちゃんの出番だったのに…」
「あかりちゃん」とは今日のオナニーのネタになる何とも可哀想なエロ本に出ているAV女優である。
因みに一応これは洋介の独り言であるのを付け加えておく。
洋介の脳が精子しか詰まっていない様な頭ではあるとはいえ、一応微かに羞恥心を持ち合わせている。
「おい、中村!ちょっと顔を出せや!」
洋介がガッカリしていると、如何にもいかつそうな男子学生が教室に入って来た。
「中村君、ちょっとお時間あるかしら?」
それと、同時にこの時代を逆行する様なロングスカートと髪染めを10箱は使っているのではないかという位金髪にして、顔の原型は全く無い位化粧で固めた女子学生?が入って来た。
「龍二、あたしが中村君に用があるんだからあんたはひっこんでなっ!」
「…ぐっ…姉御…今回ばかりは俺も譲れません…」
龍二と呼ばれた人物は姉御と呼ばれる人物に一瞬怯むが、言葉にある様に姉御に譲らなかった。
(ヤバイ…この二人はこの学校の2トップじゃないか… 俺…何かしたか…? あれか…?それともあれか…?)
洋介には心当たりが若干ある様だが、結論は出ない様である。
「中村君、あたしに付いて来て貰うよ」
そうこうしている間に洋介は姉御に腕を捕まれて連れられて行く。
「姉御っ!ズルイです。あぁ、俺も付いていきます」
龍二は姉御が洋介を連れて行った為に洋介を独占する事が出来ず、やむなく姉御に付いて行く。


洋介は恒例の場所の体育館裏に連れられていた。
そこはあちこちに木刀、メリケンサックに機関銃タイプのガス銃、無修正のエロ本に使用済みのコンドーム… 言い出したらキリが無いが、無法地帯になっており、勿論血の後も残っていた。
で、洋介はというと…
(うぉっ!?あんな所にネタが!?俺はこんな宝の山に今まで気付かずに何をしていたんだ!?)
まあ、洋介だからこんな感じである。
「……中村君……。あたし、あんたの事が……。
………………」
↑の会話部分の最後は姉御が洋介の姿を見て呆れたというか…まあとにかく言葉が出なかったのである。
「うぉっ!?この子可愛い。いや、違うな。この子は綺麗だ!うん、AV女優の割にマ〇コも綺麗だし、ヘアの具合も俺好みだ。それにこの美乳!これはヤバイぞ。今すぐオナニーをしなくては…」
洋介は2トップがいる前で我を忘れて無修正のエロ本を漁り出したのである。
しかも今回は、一応姉御の告白シーンであるにも関わらず、二人に聞こえる様な大きな声での独り言である。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す