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忘れられない気持ち
官能リレー小説 - 女性向け

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忘れられない気持ち 6

『さっきの女の子はもういいの?知り合いだったんでしょ?』と刺のある言い方をしてしまう沙織。わかってるんだけど可愛くないこと言っちゃう。そんなことを知ってか夏津は…。
『知らない子だよ。逆ナンされたけど沙織がいるから断った!』ってさらっと言ってる。どこまでが本気なんだか全くわからない。
『さっ、早く材料買って帰ろう。何食べたいの?』
『カレーがいいなぁ。』 と子供みたいにはしゃいでる夏津が可愛い。
『は〜い。わかりました。おいしいの作りますね。』と私までつられて笑顔になっちゃった。
材料を買って帰る二人は行きのようなきまずさはなくなっていた。
会話もはずんで楽しくできたことが二人の距離を縮めていく…。

部屋に着くと二人は仲良くキッチンに立ってカレーを作っている。『なぁ、たまねぎって目痛いんだけどおまえは平気なのか?』
『平気なわけないじゃあ〜ん』と夏津のほうを見る沙織の目からはボロボロと泣いている。それを見た夏津は可愛いと思ってしまった。
こんな風に女の子と二人で料理を作ったことなんて初めてなのに楽しくてもっと色んな沙織を知りたくてしかたがない。
『沙織可愛いなぁ〜。』 『何いってんの?痛くて顔なんて気にしてられないよ!』
『こうゆうの楽しいなぁ。』夏津は沙織の涙を指で拭いながら笑っている。

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