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折檻 魔の女刑務所
官能リレー小説 - SM

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折檻 魔の女刑務所 3

クムラはリリナが心配したように無駄口を罰することはなかったが、しかし期待したような回答をすることもなかった。
ただサディスティックにニヤニヤと笑いながら、まずはリリナの脚に錠を嵌めてポールに拘束していく。
「手をあげろ」
言われてリリナは応じようとしたが、またつい躊躇してしまった。両手をバンザイのポーズで拘束された後は、いよいよ機械での凌辱が始まるのだ。恐ろしくて堪らず、殴られるとわかっていても、手を挙げる決心がつかない。
そして、半ば無意識に、震える唇から声が流れた。
「お……お願い……します、看守さん……。……助、けて……」
藁にも縋る思いで、リリナはクムラに懇願をした。涙が後から後から零れてきて、床にポタポタと落ちる。無駄だとはわかっていても、万が一の奇跡を夢見てしまう。万が一、クムラに良心が生まれて、自分を解放してくれて――
そんな淡い希望は、一瞬で砕けた。
「っ!? っひいいぃっ!」
リリナの悲鳴が部屋に響いた。クムラがリリナの乳首を思い切り抓りあげたのだ。
「うあああぁっ! い痛いっ! 痛いいぃっ!」
「余計なことを喋るな。貴様はただ黙って罰を受けていればいいんだ」
「ごめんなさい! ごめんなさいぃ! 許してください!」
「わかったら早く手を挙げろ」
クムラの指は容赦なくリリナのデリケートな先端を押し潰した。激痛から解放されたい一心で、急いで両手を上に掲げる。
それでもクムラは、すぐには乳首を離さなかった。ギュウッと全力で抓りあげて、苦しみ悶えるリリナを睨みつけながら言う。
「囚人の分際でいちいち逆らうんじゃない。いいか? 貴様らメスどもには逆らう権利すらないんだ。わかったか」
「わかりました! わかりましたからあ! 許してえぇ!」
たっぷりとリリナの絶叫をあげさせてから、ようやくクムラは手を離した。
続いてクムラは、強制的に挙げさせたリリナの両手の拘束に入る。手錠で縛りつけられたリリナは、降伏のジェスチャーのようなポーズで自由を奪われ、とうとう拷問の切っ先に晒される形となった。
「さて、024――リリナ」
そこで不意に、クムラが番号でなく名前でリリナを呼んだ。
リリナははっとして顔をあげた。看守が命令以外で自分に話し掛けるなんてことは、これまでに一度もない。
ひどく胸騒ぎがした。なにかの兆候であることは明らかで、しかもそれがリリナにとって吉報である可能性は限りなく低い。
「次の“イベント”に君が選ばれた。五日後、たくさんの観客たちの前で、君は数十頭の馬とセック〇することになる」
さらりと、まるで事務仕事でも報告するかのように発せられたクムラの台詞は、リリナには到底受け入れ難いものであった。
言葉の意味が理解できない。いや、理解することを心が拒んでいる。
(うま? せっく〇? ……なに? なにを言っているの?)
パニックになるリリナを無視して、さらにクムラは続ける。
「馬の体力は凄まじいからな。多分全身の骨を砕かれながら膣をえぐられて、お前は死ぬだろう。だがそのときに万が一国家機密でも暴露されては困るからな。その“イベント”までにお前にはキチ〇イになってもらうことにした」
クムラの言葉の意味をゆっくりと嚥下して、そしてリリナは青ざめた。全身の血の気が失せていくのがわかる。真っ白になった頭に、抗うことのできない絶望の未来のビジョンが映し出される。
「ま、頑張れ」
クムラのおどけた口調が、リリナの恐怖を爆発させた。
「あ……いや……いや……」
病人の譫言のように無意識な言葉が漏れた。
全身は異常なくらいにガクガクと震え、涙がとめどなく流れていく。
「この機械がなにか、と聞いたな」
いつの間にか拷問器具の傍らに立ったクムラが、そのスイッチを触りながら言った。
「これは特殊な電波を発生させる装置だ。その電波は共感覚により五感全てに働きかけありとあらゆる刺激を連続で生み出し続ける。簡単にいえば、お前はこれから五日間、一秒足りとも休む間なく、意識が散るほど強烈にイカされ続け、同時に全身が契れるような激痛を与えられ続け、さらに体中を覆う尋常ではないむず痒さに身悶え、死ぬことすら出来ずにひたすら苦しみ続けるんだ。もちろん睡眠も気絶も許されない。この世の地獄だな」
地獄。クムラの説明は、あまりにもリリナの運命を的確に表現している。
「……いやだあ……」
力のない悲痛な叫びが虚しく響いた。
リリナの目の前に、ほんの一月前まであった幸せな日々が走馬灯のように流れた。パパとママが笑っていて、私は暖かい家で楽しく暮らしていて――。

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