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アイドルユニット「エロエロガールズ」
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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アイドルユニット「エロエロガールズ」 23

晴樹「のり子ちゃんですか」
のり子「…本気で行きますよ」
晴樹「楽しみだね」

のり子の表情は先ほどからなぜか険しい。
優「(のり子ちゃんはいったい何と戦ってるのかな…)」

さて、その対決は―
なんとのり子は、晴樹とほぼ互角に渡り合ったのである。
…しかもコンビを組むはずだった優を置き去りにして。

優「…私の出る幕ないじゃない」
優は卓球台から離れ、真人たちの集まるエアホッケーのほうに移動した。

真人「あれ、どーしました」
優「どうやら私は必要ないみたい」
美貴「じゃあ優ちゃんこっちー」

晴樹「(なかなかやるな…)」
のり子「(これでも体力と運動神経には自信があるんです!それに…)」
持てる力すべてを出すのり子。
のり子「(誰にも負けたくない!晴樹さんを振り向かせるのは私だ!)」

エアホッケーに興じていた面々も、いつしか二人の戦いに呆気にとられていた。
真人「(晴樹と互角に渡り合ってる…のり子ちゃん、相当だな…)」
優「(ここまで鬼気迫るのり子ちゃん、初めて見たわ…)」
礼香「(…というか、のり子ちゃんは何と戦っているんだろう)」
美貴「(…お二人とも顔が怖いですぅ)」

二人の『死闘』とも言うべき戦いは、結局決着がつかずに終わってしまった。
それもそのはず、互いに体力を使い切ってしまったのだから。

さすがの晴樹も疲れきった顔。
対するのり子はその場に座り込んで、俯いたまま、肩で息をしている。
晴樹「のり子ちゃん?」
晴樹に声をかけられ、のり子が顔を上げる。
汗で前髪が降りてしまい、表情がわからなくなってしまった。

前髪をかき上げるのり子。
その瞳は、なぜか潤んでいる。
晴樹「えーと…」
のり子「…よかったです」
その言葉とともに、満面の笑顔を見せる。
晴樹「(うわ…可愛い)」
その顔を見て、晴樹は何も言うことができなかった。

のり子「汗かいちゃいましたね。もう一回温泉行ってきます」
礼香「うん、お疲れ」
優「のり子ちゃん、無理してない?」
のり子「何がですか?」

のり子は晴樹のほうを向く。
のり子「(一緒に行きましょうよ)」
晴樹「(僕もか)」
のり子「(汗を流しましょう)」
のり子に誘われるがまま、晴樹も一緒に温泉へ向かうのだった。

優「こっちはこっちで続けましょうか!」
真人「ええ」
美貴「(のり子ちゃん…策士だな)」

のり子「(さあ…これで…あとは…)」
二人きりになったことで、のり子の『想い』は加速する。

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