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冥界ハンターズ/愛しのお菊ちゃん2
【ファンタジー 官能小説】

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図書委員さん再び-5

したら『図書委員』さん。
僕の顔面目掛けて女の子パンチで殴りかかってきたのに。
当たる寸前でパンチの鉾先を顔から胸へと変えてきた。

ポカッ…。

僕の胸を殴る『図書委員』さん。

やっぱりだ。
ぜんぜん痛くない。
ってか弱っちぃパンチだ。
「もう止めようよ」
笑いかける僕。

そんな僕の胸をポカポカと殴り続ける『図書委員』さん。

「こら…こら…」
ときおり顔面に入るパンチ。
そうなってくると全く痛くない訳ではないけどさ。
子供が駄々をこねてる程度だ。
だから。
「気が済んだ?」
僕はどこまでも微笑みを絶やさない。

ちょっと泣きそうな『図書委員』さん。
ポカポカポカ…って。
必死に殴り続けてる。
なんかその拳を通して今までの悲しみが伝わってくるみたい。

「もう大丈夫だから…それに図書室で暴れたらいけないんだよ」
またまた図書室ネタを交えながら『図書委員』さんを優しく抱きしめる僕。
したら…。
ん?
『図書委員』さんの動きが止まった。
図書室ネタが効いたのかな?

その『図書委員』さんの少しふっくらとした柔らかい身体。
僕の腕の中でカタカタと小刻みに震えだした。

泣いてんのかなぁ?
何かが怖いのかな?
「もう…大丈夫だよ」
とにかく僕は。
『図書委員』さんの剥き出しの背中を優しく擦ってあげちゃう。

益々大きくなる『図書委員』さんの震え。

それを宥めるようにギュッと抱きしめる僕。

わ…『図書委員』さんも僕にすがりつくように。
ギュッと抱きついてきたぁ。
剥き出しの大ぶりのおっぱいもムニュって僕の胸に押し付けられて。
ついついニタァって鼻の下が伸びちゃう僕。
そんな僕だけど…。
『図書委員』さんを落ち着かせる事には成功したみたい。
その身体をそっと離し顔を上げさせると。

依然。
険しい顔つきの『図書委員』さんだけど。
さっきみたいなあからさまな敵意は無くなってる。

よし…。
何故そうしたか…自分でも判らないけど。
僕は自分のおでこをピトって。
『図書委員』さんのおでこに押し当ててた。
すると。
「わぁ…」
過去の出来事。
様々な思い。
『図書委員』さんに関する色んな事が僕の脳裏に流れ込んできた。


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