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冥界ハンターズ/愛しのお菊ちゃん2
【ファンタジー 官能小説】

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図書委員さん再び-6

十年も二十年も。
それ以上も前に…。
こことは別の。
とーおく離れた学校で…。
『図書委員』さんは典子さんって呼ばれてんだ。
その典子さん。
やっぱり図書委員だったんだけど。
図書室で犯されて殺されちゃったんだ。
近所に住む変質者の犯行だった。
犯人は捕まったけど。
典子さんの無念や悲しみはその場にあった本に乗り移り。
その本は…。
幾多の廃校や譲渡を巡って僕たちの学校の図書室へ…。
それが図書室に典子さんが現れるよーになった原因だった。

けど…。
でもさ。

辛かったね…典子さん。
僕の両目から涙がポロポロと流れてきた。
だってさ。
だって…典子さんの苦しみや悲しみ、悔しさを考えるとさ。
「本当に辛かったね…典子さん、でももう大丈夫だから…」
ヒクヒク泣きながら典子さんを抱き締める僕。

「ありがとう…」
耳に聞こえる声でか細く囁く典子さん。
典子さんも泣いているみたい。

「嫌な事はね…泣いて忘れちゃぃなよ」
そっとおでこをズラすと。
典子さんの耳元でそう囁く僕。
自分がビービー泣いちゃってるけど。

典子さんもヒクヒク泣き出してる。
僕の胸にすがりついて泣きだしてる。

「もぅ…大丈夫だからね」
僕も泣き続けながら。
典子さんを慰めて。
僕たちは暫く泣き続けたんだ。


「ありがとう…」
泣き腫らした顔を上げて。
小さく。
ぎこちないけど。
笑顔すら浮かべ始める典子さん。

よかった。
悲しみも少しは晴れたみたい。
ヒックヒックしゃくり上げながらも。
僕も泣き笑い。

「あと…出来る事なら…」
そう言いながら。
両頬をほんのり桜色に染めて。
恥ずかしそうに瞳を伏せる典子さん。

けど…心を開いているせいかな。
典子さんの思いはビンビンと僕の心に届いてくるよ。

「わかったよ…典子さん」
二枚目キャラを気取っちゃう僕。
両手で典子さんの両頬を優しく包み。
その俯き顔をソッと上げると。
さぁ浄霊の開始だ。


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